メガネレンズにおけるガラス素材のことを知ろう
メガネレンズは時代とともに、軽さや薄さなど、さまざまな面で飛躍的な進歩を遂げてきました。現在は大別すると、ガラス素材とプラスチック素材の2種類があります。ガラスもプラスチックもそれぞれの中には、さまざまな種類があります。このページではガラスについてのことになります。
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メガネレンズ素材 ガラス概要
目次
ガラスは、もっとも古くから使われてきたメガネレンズの素材の1つです。そしてメガネレンズ素材にには、長い間”クラウンガラス”が主な材料として使われてきました。最近では、ガラスレンズに多くの素材や改良がなされ、あらゆる面で、格段の進歩を遂げてきたのです。
一昔前には、ガラス素材でメガネレンズを作るのに多くのルツボ(高温でガラス材料を溶かし、型に流し込んで成形する)を用いて製造して徐々に冷やして、ルツボを割ってガラスを取り出していました。
そしてこれを適当な大きさのブロックに割りレンズとして使用できそうなところを探し出し、これを磨いていくというような方法でした。
現在ではこうした製法にも多くの工夫がなされ、効率が良くしかも正確でコストのかからない方法がとられています。
「ゼネレーター」という機械で、お客様の度数に合わせて裏面を切削します。
ガラス素材は液体
冷たくて、透明で、固くてもろい・・・ガラス。メガネレンズの素材でもある、このガラスは液体だということをご存じでしょうか?
高校の授業で習ったはずなのですが・・・。かる~く復習してみましょう。ふつう、物質は個体のとき、その分子が結晶状態を形づくっています。それが加熱されると分子が活発に動き出し、結晶構造が崩れてしまうのです。それが、物理学でいうところの液体。ところが、ガラスは個体に見える状態。
つまり持ったり水を入れたりできる状態でも、分子構造が不規則なのです。そこで、ガラスは液体といわれるのです。
ガラスレンズの製造工程
ガラスとプラスチックのメガネとしての比較 特性
日本ではプラスチックレンズのシェアが圧倒的で、メガネを使用している方の95%以上がプラスチックレンズを使用しておられるようです。
ガラスレンズの特性
・光学、耐熱性能に優れている。
・傷がつきにくいが落としたりすると割れる可能性がある。
・プラスチックに比べて重い。
・プラスチックに比べてレンズの厚みが薄い。
・ガラスレンズは透明性が高いため視界が明るくなります。特に、強度数の方はスッキリと見ることができます。
プラスチックレンズの特性
・軽量で割れにくい。
・様々なカラーで染色できる。
・熱に弱く(60°以上の環境)コートがハゲル。
・傷がつきやすい。
ガラスレンズ素材・設計
ガラスレンズは、もっとも古くから使用されてきたメガネレンズの素材です。そのガラスの素材にクラウンレンズ1.523があり、現在でも流通しています。
ガラスレンズの素材
通常にガラスレンズもプラスチックレンズも素材となれば、屈折率での表記を眼鏡業界で明示しているのが一般的と思われます。例えば、厳密的にクラウンガラスの素材としては、カルシウム アルカリケイ酸塩から製造しています。ここでは、屈折率の種類を表記させていただきます。
屈折率
■1.523 ■1.6 ■1.7 ■1.8 ■1.9 以上5種類のガラスレンズがあります。
ガラスレンズ/プラスチックレンズの設計
メガネレンズは、大別して基本4種類の設計がありますが、ガラスの設計は球面設計と外面非球面設計の2種類です。また、ガラスの非球面レンズは、現在屈折率1.8及び1.9素材の制作になっています。
見え方イメージの丸い部分がレンズで、グレーになっている周辺部の箇所は「収差」といい、見え方に違和感を感じる部分です。
メガネレンズは中心が一番よく見えるよう設計されているため、球面レンズではレンズの中心から離れるにつれ、見え方に違和感を感じる部分が多くなります。
「メガネを掛けると視界が歪む」という経験のある方、多いのではないでしょうか?両面非球面レンズでは鮮明に見える範囲が格段に広くなっています。
これまで「メガネは視界が歪むから苦手・・・」と思っていた方も、レンズ設計を比較して見直すことで快適さがアップすることもあります。
球面レンズ
非球面レンズ
非球面レンズには、3種類の設計があります。
この非球面設計レンズは、視力補正の度数が高いユーザーにとって、周辺部の見え方とレンズの厚さは悩みどころ、それを解消する技術がレンズの設計です。さまざまな曲率半径を組み合わせ、非球面で設計されるといううもの。両面とも非球面設計という先進的なレンズが両面非球面レンズである。
■非球面設計
レンズの片面(主に外面)を非球面で設計されたレンズ。さまざまな曲率半径が組み合わされ、見た目には浅いカーブを描く。周辺部のボヤケや歪みを補正し、レンズを薄く、軽くすることができる。
①外面非球面設計
非球面レンズの中でももっとも一般的に使われています。
②内面非球面設計
周辺部の見え方がさらに自然になっているので、近視・乱視の方に最適です。
③両面非球面設計
外面も内面も非球面で設計されたハイテクなレンズ。乱視の矯正を司る内面カーブも非球面で設計されているため、外面非球面設計よりもクリアな視界を確保。レンズの薄さと軽さでも効果は絶大です。
取り扱い店舗:
眼鏡をかける方々はお一人おひとりお顔立ち、見るための眼鏡レンズ度数、ライフスタイル等は違うことを前提に、当店は、視生活の質を向上させる技術を提供する眼鏡専門店として、さまざまなブランドフレームを準備させていただき、ご満足のいくメガネ選びのご提案をいたしております。
メガネのアマガンセンター店は、西は神戸市/芦屋市/西宮市と東は大阪市、北は伊丹市/川西市/宝塚市/三田市の間に位置する尼崎市で、1956年に眼鏡専門店として開業いたしました。
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[公開日] 2025年11月18日
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