心身の不調が目からの場合がある 正確なメガネ選びは重要
一生において、誰もが眼鏡とお付き合いしなけらべならないのですが、その眼鏡が合っていなければ心身の病をもたらす場合があります。例えば、遠視の方がメガネやコンタクトレンズを掛けなかった場合や、過矯正の近視メガネを掛けている場合など、さまざまな体、精神的に不調をきたすことがあるのです。・・・詳しくはこちらへ 目の不調がなぜ心身の病をもたらすのか・・・こちらへ
目の不調がなぜ心身の病をもたらすのか
目次

では、どうして目の不良が病を引き起こすのでしょうか。目は脳の出張所、出先機関などといわれています。その理由は網膜の組織が脳の組織に非常に似ているということもありますが、大脳が多くの指令を目に出しているからなのです。
大脳と目の関係は重要

大脳が直接、指令を送る神経のことを「大脳神経」といいますが、この大脳神経は左右で12対あります。(図表1)
たとえば第一脳神経は嗅覚をつかさどる嗅神経、第二脳神経がものを見るための視神経、第三脳神経と第四脳神経が眼球運動をつかさどる動眼神経と滑車神経、知覚をつかさどる第五脳神経、第六脳神経は眼球を外に向ける外典神経、第七脳神経がまぶたの動きをコントロールする顔面神経となっています。
第七脳神経まで挙げましたが、このうち関係していないのは、第一脳神経だけです。

つまり大脳の12の指令系統のうち、6つが目を動かすことに集中しているのです。そこから大脳がいかに目から得られる情報を大切にしているかおわかりいただけるのではないでしょうか。脳は何かを見ることはできませんが、生きるためには目から入ってくる情報は欠かせないと知っているわけです。

一方で、嗅覚に関するものは凱一脳神経のみで、聞くことに対しては第八脳神経のひとつが割り当てられているだけです。ここからも目が大きな使命をまかされていることがわかるでしょう。脳がこれほど情報を得ようとする臓器なのですから、快適にしておかないと、情報レベルがさがるだけでなく、活用方法を間違うことも出てきます。当然ながら心身への影響も少なくありません。

「情報の8割は目から入っている」とはよくいわれる言葉です。医者としてはその根拠がどこにあるかはわかりませんが、大脳神経のことを考えると、納得できない言葉ではありません。もしかすると8割以上の情報を獲得しているかも知れません。
また目の特性、たとえば近視や遠視といった個人が持つ目の性質は、脳が近視なり遠視なりのフィルターを通した情報が欲しいという、希望の表れともいえます。
近視と遠視は同一性 個性を持った目

私は目が原因で健康状態に異常ををきたしている患者さんを多く見てきていますが、その経験から、目には個性があるのだと感じいます。それが同一性です。
目の特性は脳の要望の反映だと説明しました。近視や遠視であることを脳が求め、それに応じて目は近視や遠視といった個性を持つというものです。
遠視ならばアウトドアを好む性格、近視ならばインドアを楽しむ性格というように、その人が持つ性格と目の性格がリンクしている。つまり同一であると私は考えているのです。
目の性質によって同じ度数でも見え方が変わる 屈折異常同一性障害
これが場合によって、見えるけれど疲れる等の合わないメガネ処方になっている原因かも知れません。
実は目の性質によって同じ度数でも見え方は変わってくるのです。たとえば同じ度数の近視でも遠視的な性格を持つ目と、近視的な性格を持った目があり、同じ度数の近視でも見え方は違い、遠くを見るためのメガネ度数が2~3段階異なってくることも珍しくはありません。

当然ながら、遠近両用レンズでも、視力を補助するための近用加入度数の強さも違ってきます。
この同一性はかなり強いもので、これを無視したメガネ処方の結果、さまざまなトラブルを引き起こしていると考え、「屈折異常同一性障害」という言葉をつくり、学会でも発表しました。
レーシックと脳神経と同一性
近視の人は近い距離での作業を得意としていますが、それは脳の要望を反映した個性でもあります。それをレーシックで無理に遠視に変えてしまうと、脳は困り、混乱してしまうのです。
脳にしてみれば「いい子に育てたつもりなのに、いつの間にかグレちゃった「というところでしょうか。目の性格を変えずに、情報の質を上げる。
そのための最適な道具がメガネやコンタクトレンズというわけです。

目の性格を大きく変えてしまう要因のひとつがレーシックであり、同一性が失われてしまいます。
近視を脳が求めているのに、レーシックによって遠くを見ることを得意としてしまったら、登山やスポーツなど遠くを見る性格=遠視的な性格の人にとってはとてもハッピーなことかもしれませんが、読書やプラモデルをつくるtいった手元の細かい作業など近くを見る性格=近視的な性格の人にとっては、したいことができなくなってしまいます。大好きな時間をたのしめなければ、不幸になってしまいます。
同一性を考えずにメガネレンズ処方や、レンズ選びを行うとレーシックと同様になる
同一性を鑑みずに行ったレンズ選びも同様なことが起こり、度数だけ合わせたメガネにしても、快適な視界は手に入りません。

自分の目の性格がどんなものか、じゅうぶんに考え医師に相談すれば、的確な度数を導き出してくれます。
いいメガネを手に入れるために、この屈折異常同一性に適合するメガネにしておくことも、元気で快適な生活の源になるのではないかと思っています。
近視をコンプレックスと感じている人は実に多いのですが、近視は現代に最適な目と断言できます。「近視こそは脳が望んだ素晴らしい個性」と捉え、自然の状態に反した矯正をしないでいただきたいものです。
このページにご興味のある方は「人生が変わるメガネ選び」を・・・
■正確なメガネ選びが大切なことを執筆された本をみつけました。
体の不調が不正確な眼鏡によって引き起こされている場合があることを、的確な実例を交えて眼科の先生が執筆されています。ここには、一部を抜粋して引用しています。
ご興味のある方は、是非愛読されてもううのではないでしょうか? 参考までに・・・
著者:梶田雅義 「人生が変わるメガネ選び」より引用
発行人:久保田貴幸 発行元:株式会社幻冬メディアコンサルティング
快適な眼鏡製作のご提案店舗:
眼鏡をかける方々はお一人おひとりお顔立ち、見るための眼鏡レンズ度数、ライフスタイル等は違うことを前提に、当店は、各年齢に応じた快適なメガネづくりを目指し、人生における視生活のサポートに日々勉強を重ねています。例えば、40歳の方が直面する老眼の始まりについて、各人が仕事や趣味等の生活における見ることのこだわりをご提案しています。
メガネのアマガンセンター店は、西は神戸市/芦屋市/西宮市と東は大阪市、北は伊丹市/川西市/宝塚市/三田市の間に位置する尼崎市で、1956年に眼鏡専門店として開業いたしました。
眼鏡専門店として最先端の技術をを取り揃えて「快適なメガネ」をご提案いたします
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[公開日] 2025年07月13日
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