度付きサングラスレンズ選び

普段メガネをかけていない方がサングラスを掛けようと思う動機には、太陽光の直接的な眩しさや反射光をカットすることの目的と、ファッション性を併せ持ったきっかけでお選びなることでしょう。

普段眼鏡をかけている方も度入りのサングラスを掛ようと思われるきっかけは、普段メガネを掛けていない方と同様と思われます。

ただし、度入りサングラスの制作にあたっては、お気に入りのサングラスがあったとしても、全てが度入りに製作できるかどうかの制限が入ってきます。特に、度数が強い方は尚更です。

カラーレンズの素材や製法によって、カラーの特長と特性を併せ持つことで自分に合った度入りカラー選びができます。

度入りサングラスレンズカラーの特長

度入りサングラスを制作するにあたって、見え方は当然スッキリと見えることが大切ですが、度入りのレンズカラーを選ぶときに、ファッション性や選ばれたフレームの色やデザイン等も考えて決められると思いますが、見え方、つまり選ばれるカラーの特長を把握しておけばとてもお気に入りの度付きサングラスになるでしょう。

アリアーテカラー

メガネ業界統一レンズカラーで、一般的なメガネレンズ素材（CRー３９素材・１．６素材・１．６７素材・１．７素材・１．７６素材等）にカラー染色する時の見本色です。

ブラウン系

度入りサングラスによく使われるカラーで、肌馴染みはバツグンです。肌と同系色なので自然な陰影がつき、彫の深い目元に見せる効果もあります。

グレー系

度入りサングラスによく使われるカラーで、色調の変化が少なく、ほぼ自然な色合いで見ることができます。眩しさを防ぐ効果も高いカラーです。日差しの強い日に最適。

グリーン系

日本人の黒い瞳によく合うカラーで、視界が最も自然に見えるカラーです。光の赤系統を吸収することで、疲れにくい点がポイントです。

ブルー系

爽やかでクールな印象を演出し、肌色をキレイに見せる効果があります。光の黄色光を減らし、夜間の車のヘッドライトなどの防眩効果が高いカラーです。

イエロー系

視界明るく見える効果は断トツ。晴天時には眩しく感じることで眼精疲労をおこす場合もあります。天気が悪かったり霧が発生しているときなどで、周囲が暗い状況時に威力を発揮します。

パープル系

落ち着いた印象を与えることができます。ピンク系のメイクと調和しますので女性向のカラーです。

ピンク、レッド系

赤色系のカラーは、コントラストが非常に高く、動きのある物体を捉えるためには視認性がバツグン。

モニター環境によって色の見え方が変わります。凡その目安としてご参照下さい。

偏光レンズカラー

一定の方向からの光をカットすることによって、水、雪、道路、車のボンネット等の反射を防ぐことが出来ます。特殊な構造により、レンズカラーの濃度を必要以上に上げることなくても余分な光だけがカットされて、必要な可視光線はそのまま透過します。また、紫外線のように、眼にストレスやダメージを与える光もカットできるため、眼の健康を保つ上でも非常に優れたレンズなのです。

グレー系　

自然な見え方：

余分な眩しさだけを取り除き、目にする景色をありのままに。どんな天候でも人が快適と感じるように、雑光カット率と可視光線透過率の最適なバランスを追求。さらに、目にしたすべての色彩をありのままに再現します。”雑光”を抑えながら、景色の色彩やディテールを損わないトゥルービューは、あらゆるシチュエーションやジャンルでリアリティ溢れる視界を提供します。

レッド系

クッキリな見え方：

赤いレンズカラーはなかなかファッションと合わせる事に抵抗があるかもしれませんが、見え方はとっても機能的です。そもそも、この赤系のレンズカラーは紫・紺・青・緑の光をカットしたその他の光を目に通しますので、わかりやすくご説明すると、「影を濃く見せ、明るい箇所が明るく見える」という感覚の見え方に変貌するのです。

グリーン系

明るい見え方：

このイーズグリーンの見え方の特徴は、なんといっても「明るさ」です。『サングラスなのに明るい？』と、思われるかもしれませんが、このイーズグリーンは日中で暗く感じやすい「くもりや雨の日」で使用すると、偏光レンズ特有の雑光カットに加えて、スッキリとした明るい黄緑の視界が安心感を与えてくれます。雨の日では、特に運転時の見えづらい路面反射を抑えてくれるので、白線が濡れて見えづらい状況でも、しっかりと白線が見やすくなります。