眩しさ軽減メガネ まぶしさの原因もいろいろ
光をまぶしいと感じることは皆さん共通してありますが、その中には何らかの疾患による「眩しさ」が潜んでいるかも知れません。
他の人より眩しさを感じる方のメガネカラーレンズ
目次
- 1 他の人より眩しさを感じる方のメガネカラーレンズ
- 1.1 カラーレンズの種類もいろいろ
- 1.1.1 ①サングラスレンズカラー:アリアーテカラー(主に一般の方の眩しさ対策)
- 1.1.2 ②特殊レンズカラー:アクニスカラー(片頭痛/外傷性脳損傷等の眩しさ対策)
- 1.1.3 ③特殊レンズカラー:遮光レンズカラーCCP/CCP400(医療用まぶしさ対策)
- 1.1.4 ④特殊レンズカラー:遮光レンズカラーHDグラス(医療用まぶしさ対策)
- 1.1.5 ⑤特殊レンズカラー:防眩レンズカラー(薄いカラーでも防眩効果を最大限に発揮)
- 1.1.6 ⑥特殊レンズカラー:コントラストレンズカラー(一般的なサングラスカラーよりもクリア)
- 1.1.7 ⑦特殊レンズカラー:HCDレンズカラー(ハイコントラストレンズ)
- 1.1.8 ⑧特殊レンズカラー:偏光レンズカラー(反射光による一般の方及び医療的まぶしさ対策)
- 1.1.9 ⑨特殊レンズカラー:調光レンズカラー(紫外線または可視光線によってカラーの濃度が変わります)
- 1.1.10 ⑩特殊レンズカラー:フィジカルサポートカラー(体幹と遮光対策)
- 1.1 カラーレンズの種類もいろいろ
- 2 取り扱い店舗:
光が眩しすぎて目を開けられない場合、「他の人は平気そうなのに自分だけが眩しくて目が開けられない」と感じた場合は、目に何らかの問題があることがあります。中には・・・
片頭痛の前兆として、ギザギザした光(閃輝暗点)と共に強いまぶしさを感じることがあったり、、一部の薬の副作用や、脳の病気によって羞明が起こることもあるようです。
また、アーレン症候群(アーレンシンドローム)といった、視知覚の障害の一つで、光に対して過敏に反応したり、文字が歪んで見えたり、文字が動いて見えるなどの症状が見られるようですが、まだ不明な点が多くあり、視細胞の感受性の問題や視覚情報処理の過程での障害がある可能性が考えられています。
(自分だけが光に眩しくてと感じる場合は、まず眼科でのご相談をオススメいたします。)
カラーレンズは見た目で一緒かも知れませんが、レンズの素材、製法などによって全く違った効果を発揮することをご存じですか?
より眩しさをカットするには、ご自身に合ったレンズカラーが必要でそのためには様々なカラーをトライアルして見つけなければなりません。
カラーレンズの種類もいろいろ
①一般の方が眩しさを軽減させるためのレンズカラー(サングラスレンズカラー)と、②疾患などで光に機敏になっている方にオススメのレンズカラー(特殊レンズカラー)です。但し、②のカラーレンズを一般の方が装用すれば、より効果を感じると思いわれます。
①サングラスレンズカラー:アリアーテカラー(主に一般の方の眩しさ対策)
サングラスレンズカラー、特殊レンズカラーといった見た目は同じような色目の遮光用ですが、光に対する眩しさの効果は違ってきます。①サングラスレンズカラーは製法は1種類ですが、②特殊レンズカラーには何種類もの製法があります。
②特殊レンズカラー:アクニスカラー(片頭痛/外傷性脳損傷等の眩しさ対策)
2013年の国際頭痛学会(IHS)でも、FL-41レンズの使用によって羞明感が和らぎ、日常生活の快適さが向上したという報告がなされ、片頭痛治療の補助ツールとして国際的にも注目されています。
| ライト(25) | ミディアム(50) | ダーク(75) | |
| 可視光線透過率 | 76% | 55% | 24% |
| ブルーライトカット率 | 27.70% | 51.00% | 79.40% |
| 紫外線カット率 | 99.99% | 99.99% | 99.99% |
| 視感透過率 | 75.4% | 54.0% | 21.4% |
| 日中 運転 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 夜間 運転 | 〇 | x | x |
● 青・緑色光波長範囲(480 nm〜520 nm)の透過率を低減 ● LEDのハレーションを低減
各レンズの分光透過率曲線ご入用の方は、以下よりご覧ください。
■ライト(25%)
■ミディアム(50%)
■ダーク(75%)
③特殊レンズカラー:遮光レンズカラーCCP/CCP400(医療用まぶしさ対策)
医療用との明記していますが一般の方も装用でき、一般のサングラスカラーよりも眩しさを感じる青色光の波長のみをカットしているためにクッキリと見ます。
まぶしさやコントラストがはっきりしないといった症状を引き起こす500nm以下の波長光は、とくに散乱率が高く、エネルギー量が大きい光線です。
遮光レンズ『CCP』は、この網膜や角膜に大きな影響を与える380~500nmの青色の波長光を抑え、まぶしさを感じる眼疾患の違和感を緩和させることに成功しました。
遮光レンズ『CCP400』は、インドアでもアウトドアでも、ライフスタイルに合わせてお好きなカラーを選べるので、抵抗感無くご利用いただけます。
まぶしさの原因となる500nm以下の青い光を一般のサングラスより有効的にカットし、まぶしさを感じるあらゆる眼疾患をフルサポートします。
④特殊レンズカラー:遮光レンズカラーHDグラス(医療用まぶしさ対策)
とくに網膜疾患などの症例において、羞明強度が極めて強い方や、強くまぶしさを感じる方へ今までにない高濃度の遮光サングラスです。
レンズ仕様:視感透過率1.5%(グレー)
⑤特殊レンズカラー:防眩レンズカラー(薄いカラーでも防眩効果を最大限に発揮)
網膜の疾患で眩しさを感じる方が、他のさまざまなカラーレンズを試された結果において、光の眩しさがとれる方が多くいらっしゃいます。
可視光線の中の黄色波長(585nm)のみを極端にカットしたレンズです。濃いレンズカラーで遮光するサングラスとは異なり、色が薄いレンズカラーでも眩しさを抑える効果があります。
太陽光やイエローライトの強い光から目を守り、
クリアな視界を実現するエイジングケアのためのレンズです。
濃いレンズカラーで遮光するサングラスとは異なり、色が薄いレンズカラーでも眩しさを抑える効果があります。
黄色波長を抑制することで緑、赤の波長域の認識レベルを向上させ、コントラストUP、明るくクリアな視界を確保できます。
視界が明るく夜間でも対応可能
夜間時の対向車のライトや前方車のブレーキランプ、外灯などの眩しさを抑えるのと同時に、交通標識や白線、信号などの視認性を高める効果があります。
⑥特殊レンズカラー:コントラストレンズカラー(一般的なサングラスカラーよりもクリア)
眩しさを抑制するのと同時に対象物の輪郭を捉えやすくしクリアな視界を確保します
強力な日差し、降雪などの過酷な状況下での使用を想定しています。そのような状況下で防眩性、視認性を高めたシリーズです。
光の波長域の中でもエネルギーが強い585nmの波長領域を抑制して、各カテゴリーのシーンに最適な色調をコントロールすることで、眩しさを抑え、コントラストを高めることができます。
⑦特殊レンズカラー:HCDレンズカラー(ハイコントラストレンズ)
光マネジメント技術(LMT)システムで作られたHCDレンズです。網膜が本来感じている色を脳が正確に識別できるようにして、ストレスのない、ハイクオリティなカラーコントラストの実現に役立ちます。
⑧特殊レンズカラー:偏光レンズカラー(反射光による一般の方及び医療的まぶしさ対策)
一般のサングラスレンズカラーでは、体験のできないきれいな「光」を見ることで光による眼の疲れをカットできます。
裸眼の方や普段から眼鏡を掛けている方は、水面を見るとギラツキによって水中の状態が見にくいのですが、偏光レンズをかけることで、このギラツキが抑えられ水中が見やすくなります。ただし、偏光レンズの精度によっては見える状態に違いがでます。
一般のサングラスを掛けて水面を見ると、眩しさは抑えれることが出来ても、このギラツキを抑えることができないため水中の状態はわかりにくいのです。
偏光レンズ(TALEX)の仕組み:TALEXレンズはすべて、目に有害な紫外線を99%カットします。
薄い膜状の雑光カットフィルターにより、有害な光だけを取り除き、目に優しい光だけを透過させることができます。
⑨特殊レンズカラー:調光レンズカラー(紫外線または可視光線によってカラーの濃度が変わります)
①サングラスレンズカラー ③遮光レンズ ⑦HCDレンズ ⑧偏光レンズ に、この調光機能のレンズが制作可能です。
クリアレンズを使っているけど、 最近はカラーレンズも気になる…両方とも欲しい!を1つのメガネで 解決できる調光レンズ!メガネとサングラスのい い所を一つにしたため、掛けかえの必要がなくストレスフリーで日常から使うことができます。
ダークニングのイメージ:
インドアではメガネ、 アウトドアではサン グラスや遮光レンズ効果に変身するからONでもOFFでも、ファッ ションアイテムとしても眼の疾患などにおける光過敏症の方にも幅広く活用 できます。
⑩特殊レンズカラー:フィジカルサポートカラー(体幹と遮光対策)
レンズカラーは遮光を目的にする場合や、おしゃれを目的にする場合、色別を目的にする場合、そして最近では体幹を目的にする場合といったように、さまざまな目的にマッチしたカラーがあります。
色は人によって感じ方が異なることで姿勢制御に影響することが研究発表されました。・・・カラーレンズのメガネをかけると色によってバランス能力が影響を及ぼすことがわかりました。しかも人によって影響を与える色が異なるのです。
フィジカルサポートカラーは、カラーレンズで体幹の安定を目指します。歩く動作から、パソコン作業など、様々なシチュエーションでバランス感覚は大切な要素となります。
国立大学法人 東北大学大学院医工学研究科 研究報告 抜粋:
日常生活においても世界トップレベルのスポーツシーンにおいても、若い人から高齢者まで体のバランスは重要です。今回、共同研究を通じてバランス制御によい影響を及ぼすメガネレンズの色、悪い影響を及ぼすメガネレンズの色が個人によって異なることがわかりました。なぜ人によって異なるのかその仕組みの解明はこれからですが、転ばないようにするために、あるいはスポーツでバランスを崩さないために、自分の色をみつけることが役に立つことが期待されます。 永富 良一教授
【発表のポイント】
- 環境色やユニフォームの色やサングラスのレンズの色が運動制御能力に影響を与えスポーツの成績を左右する可能性が指摘されていましたが、科学的な検証は不十分でした。
- 透明レンズを含む26色のカラーレンズを装着して、片脚立ちやジャンプして着地する際のバランス調節能力を精密に計測した結果、レンズの色によってバランス調節機能が大きく異なることがわかりました。
- 透明レンズに比べてバランス能力が低下したり改善する色は、個人によって異なることがわかりました。
- 情動に変化を来す刺激として音楽の曲調によって運動調節能力が変化することは明らかにされていましたが、視覚刺激として色覚が運動調節能力に影響することが初めて立証されました。
【概要】
スポーツやリハビリテーション、健康づくりの運動において、バランス能力は非常に重要です。屋外の活動では様々な色のサングラスが使われますが、そのバランス能力への影響については、十分な科学的検証がされていませんでした。
東北大学産学連携機構未来社会健康デザイン拠点の永富 良一 教授(研究推進時:大学院医工学研究科)らの研究チームは、透明レンズを含む26色のカラーレンズを使って、片脚立ちとジャンプして着地する際のバランス調節能力を精密に計測しました。その結果、色によってバランス調節能力の指標である重心動揺面積が最適色では透明レンズより20%以上小さくなり、不適色では20%以上大きくなりが大きく異なることがわかりました。また、透明レンズに比べてバランス能力が低下する色や改善する色は、一人一人異なることも判明しました。本研究成果は、2025年2月27日に科学誌Scientific Reportsに掲載されました。
取り扱い店舗:
眼鏡をかけている方のスポーツどきの眼鏡を真剣に考え、競技や年齢等に合ったスポーツメガネ等のご提案を行っています。特にハイカーブにおけるデザインの度数設定は最先端の技術を取り入れ、体験コーナーを設けて見え方の確認を行っています。
メガネのアマガンセンター店は、西は神戸市/芦屋市/西宮市と東は大阪市、北は伊丹市/川西市/宝塚市/三田市の間に位置する尼崎市で、1956年に眼鏡専門店として開業いたしました。
眼鏡専門店として最先端の技術をを取り揃えて「快適なメガネ」をご提案いたします
眼鏡専門店メガネのアマガン センター店の取り組み!
●読売新聞朝刊に当店の取り組みの取材を受け掲載されました・・・こちらへ
●毎日新聞朝刊に当店の取り組みの取材を受け掲載されました・・・こちらへ
●毎日新聞夕刊に当店の取り組みの取材を受け掲載されました・・・こちらへ
●日本眼科紀要会(日本の眼科学雑誌)への寄稿協力依頼を受けました・・・こちらへ
●週刊ゴルフダイジェストの取材を受けました1⃣・・・こちらへ
●週刊ゴルフダイジェストの取材を受けました2⃣・・・こちらへ
[公開日] 2025年12月20日
カテゴリー:メガネ一覧,眼鏡屋,ロービジョン







































