色弱(色覚)補正眼鏡レンズで補完
先天性色覚異常は、残念ながら治すことはできません。しかしきちんと対策すれば、不自由なく安全に生活を送ることが可能です。
お子さんが色覚異常であることを知った時には、御父母様におかれては眼の前が真っ黒になるほどのショックがあった方々もいらっしゃることと思います。

色弱メガネレンズのご紹介の前に・・・
見え方を理解することでトラブルは回避できる
目次
赤という色には、彩度や明度が異なった多くの種類があります。また、それを見る時の照明の具合など周囲の条件や、本人の心理などさまざまなものの複雑な影響により、色覚と言うのは変化します。

また、人の目は色だけを捉えているわけではなく、もののかたちや明暗、質感など他の性質を使って識別しています。
たとえば外国に行ったとき、言葉は通じなくとも、ジャスチャーやしぐさ、相手の表情などから、相手がいいたいことが理解できることがあります。
色覚異常のひとも同じように色だけではなく色以外の情報で総合的に判断するため、色が正確にわからなくても正しくものを認識することができます。
では、生活に何の問題もないのかといえば、そうではありません。色でしか判明する手段がない場合、周囲が暗かったり、対象物が小さかったり、短時間しか見ることができなかったりすると、途端に間違うことが増えてきます。
「小学校の時の検査で色覚異常といわれたけれど、シャツやネクタイの色、ノートや伝票の色も、間違えたことはない。だから自分の色覚は正常であって、検査の方が間違っていたのだろう」と考える人がいます。もちろん検査が正しく行われたことが前提となりますが、このような軽度と言える色覚異常の人であっても、やはり条件によっては色を間違えることがあるので注意が必要です。

中央は1型2色覚の方、右端は2型2色覚の方の見え方
色覚異常の人がよく間違える色の概要・・・こちらへ
先天性色覚異常は、残念ながら治すことはできません。しかしきちんと対策をすれば、不自由なく安全に生活を送ることが可能です。
色に付属して判断の手掛かりがあるような場合、色だけではなく、その他の情報によって確かめるようにします。
また、仕事においては色で物事を示す時には、文字や形など、色の見分けを助ける別の手掛かりをつけてもらうように職場に働きかけるのも大切です。
見え方を理解することが大切
先天性色覚異常であっても、その見え方を理解しておけば、本人もその家族も間違いやすい色について注意を払うことができ、日常のトラブルを回避することができるので、安心してください。
赤緑色覚異常の人が見分けにくい色

人が色を判断する際に重要なのが赤、緑、青の3つの要素です。それが認識できると一般的に正常な色覚を得られるとされています。

赤と緑の見分けがつきにくい赤緑色覚異常(1型色覚異常)、緑の識別がしにくいⅡ型色覚異常と分類されています。

色覚が正常な人が赤、緑、オレンジ、黄緑の4色をグループ分けすると、「赤・オレンジ」と「緑・黄緑」とするのに対して、赤緑色覚異常の人は「赤・緑」と「オレンジ・黄緑」にグループ分けします。
赤と緑が同じように見えるため、その区別がつきにくく同じような色と判断してしまうのです。
青黄色覚異常の人が見分けにくい色
一般的には稀ですが、黄色と青紫、青と緑などの識別がしにくい青黄色覚異常(Ⅲ型色覚異常)があります。

青黄色覚異常は、目の病気とともに起こるケースが多く、先天の場合と違って以前見えていた色を記憶しているため、本人が自覚しやすい異常です。
人が色を認識する仕組み

ひと口に色といっても、光源そのものが発する色(光源色)と、光源からの光を受けた物体が示す色(物体色)の2つに分かれます。物体色の場合、光源の色と、物体そのもの色が関係しています。光源は物体に吸収または反射され、そのバランスによって色が決まります。
色弱メガネレンズや判りにくい色の判別どきのサポートグッズ
特定の色だけを見わけるには、補助手段を使うこともできます。

たとえば赤と緑の区別がつきにくかったら、赤いガラスやプラスチックで透かして見て、明るく見えたら赤、暗く見えたら、緑です。
こうした原理を使い、色覚補助用のメガネレンズなどもあります。
詳しくは・・・こちらへ
ご興味のある方は「知られざる色覚異常の真実」を・・・

■色覚補正レンズをご紹介して接客している時に、色覚異常のご本人様方々の様々な不安などを少しでも解消できないかと、何らかの色覚についての判りやすい本が出版されていないかと書店を回っているときに見つけた本が、「知られざる色覚異常の真実」でした。
医学的な見解だけではなく、一般の色覚異常の方々の悩みを解消いただけるのではないだろうかと思い、縁があり、このページをご覧になった方で興味があるようでしたら是非読んで頂ければと思い一部を抜粋しています。
ご興味のある方は、是非愛読されてもううのではないでしょうか? 参考までに・・・
著者:市川一夫 医学博士 「知られざる色覚異常の真実」より引用
発行人:久保田貴幸 発行元:株式会社幻冬メディアコンサルティング
発売元:株式会社幻冬
快適な眼鏡製作のご提案店舗:
眼鏡をかける方々はお一人おひとりお顔立ち、見るための眼鏡レンズ度数、ライフスタイル等は違うことを前提に、当店は、各年齢に応じた快適なメガネづくりを目指し、人生における視生活のサポートに日々勉強を重ねています。例えば、40歳の方が直面する老眼の始まりについて、各人が仕事や趣味等の生活における見ることのこだわりをご提案しています。
メガネのアマガンセンター店は、西は神戸市/芦屋市/西宮市と東は大阪市、北は伊丹市/川西市/宝塚市/三田市の間に位置する尼崎市で、1956年に眼鏡専門店として開業いたしました。
眼鏡専門店として最先端の技術をを取り揃えて「快適なメガネ」をご提案いたします
眼鏡専門店メガネのアマガン センター店の取り組み!
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[最終更新日] 2025年07月11日 /[公開日] 2025年07月07日
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