眼位のズレにおける輻湊不全によるプリズム矯正で快適な視生活 実例編
視線のズレが原因で起こるさまざまな問題を効果的に改善できるプリズムレンズ、フレネル膜、スティックオンプリズムが、初めてプリズムが必用であるとわかった場合は必ず眼科専門医で検査をお願いいたします。初めてプリズムレンズが必要になる方は、その原因が視線のズレだけなのか、それ以外に原因があるのかをハッキリと眼科で見ていただくことが重要です。

手術後ものが2つにみえてしまう!
複視に対するフレネル膜プリズムの処方
メガネの問題点 <参考引用文献:眼鏡調整の達人より引用>
鼻腔内腫瘍のため当院の耳鼻咽喉科で手術を受け、その直後より複視が出現し、眼科に紹介されました。主治医からフレネル膜プリズムを試すよう指示が出ました。

患者さんデータ Pさん、62歳、女性。
RV=0.5(1.2×S-0.75D C-1.000 Ax80°)
LV=0.9(1.2P×C-1.000 Ax100°)
核性白内障(両眼)、近視性乱視(両眼)、外転神経麻酔(右眼)
手術直後に複視が出現
Qさんは鼻腔内腫瘍で耳鼻咽喉科に入院後、放射線治療開始の前に視機能評価の目的で、当科受診となりました。そのときは軽い白内障と近視性乱視と診断されていました。放射線治療後に手術を受けたところ、その直後より複視が出現し、再度受診しました。
Qさんの訴えは、手術直後よりものが2つに見え、近方より遠方でずれる幅が大きいというものでした。比較的左向きは見やすいが、右向きでは大きくずれると言います。検査の結果から右目の外転神経麻痺と診断されました。原因や今後の経過についてはまだ明らかではありません。

1週間後に検査をしてもデータはほとんど変化がなかったので、とりあえず複視によるつらさを解消するために、フレネル膜プリズムを試すよう、主治医からオーダーが出ました。
フレネル膜のプリズムで複視が消失

交代プリズムカバーテストのデータをもとに、フレネル膜プリズム検眼セットを用いて、検査および装用テストをしたところ、遠方では右眼に30△base190°が最良で30△より下げると自覚的に悪くなりました。近方ではずれが少なく¥いので、顔を少し右方へ回すことで複視は消失するため、外出用としてのフレネル膜眼鏡を作ることになりました。
以前は、眼鏡店にフレネル膜プリズムの貼付を依頼していましたが、患者さんの微妙な感覚を聞きながらプリズム度数や角度を決定することが重要なので、最近は当科でカットして貼付するようになりました。
フレネル膜プリズムを貼付するためにはフレームが必要になりますが、Qさんは眼鏡を持っていませんでした。このような人のために、近くの眼鏡店にフレネル膜プリズムを貼る目的の、度なしで安価なフレームを数種類置いてもらっています。Qさんにもそれを購入さてもらい、再度角度を確認し、フレネル膜プリズムをビニール用のはさみでカットし、右のレンズの後面に貼り付けました。

一般的に眼筋麻痺の場合は、麻痺眼のほうに張付しますが、必ず両眼に試して自覚的によいほうに張付してください。Qさんも両眼に試しましたが、右眼に貼付すると「違和感なく快適」と喜びました。
眼筋麻痺ですから視線を変化させると向きによっては複視は直りますが、フレネル膜プリズムを張付したことによって、真正面では複視が消失しました。正面以外は、できるだけ顔を動かして複視を軽減する位置を見つけるよう使いかたを十分に説明し、また、取り扱い方法も併せて説明しました。
複視のつらさの軽減に有用

当科では眼筋麻痺などの紹介者が多く、年間に約80~100例ほどとフレネル膜プリズムの処方を行っています。複視はずれの程度に関係なく、たいへんつらいものです。もちろん原因を見つけることが重要ですが、とりあえずはつらい複視を解消するために、当日あるいは近いうちにフレネル膜プリズムを試して複視が消失し、満足感が強い場合はは、即張付するよう指示が出ます。

こうして複視出現後ずっと眼帯で生活してきたQさんは、久しぶりに複視が解消したことで笑顔を取り戻しました。フレネル膜プリズムの張付で様子をみながら、しばらくは循環改善薬と神経保護薬を服用してもらい、場合によっては手術も考えて経過観察していくことになりました。
フレネル膜プリズムは、原因に対する治療ではなく、複視に対する対処療法ですが、本人の複視のつらさを解消するのに役立ち、非常に有用です。
突然複視がおこる眼筋麻痺にすぐに対応できるので、日常臨床においてフレネル膜プリズム検眼セットは重要です。
参考引用文献:眼鏡調整の達人より引用
監修:管澤淳
著:澤 ふみ子
取り扱い店舗:
眼鏡をかける方々はお一人おひとりお顔立ち、見るための眼鏡レンズ度数、ライフスタイル等は違うことを前提に、当店は、特に40歳の方で近視度数が凹4.00D位の視生活の質を向上させるの選択肢として、跳ね上げ式メガネのご提案をさせていただいています。
メガネのアマガンセンター店は、西は神戸市/芦屋市/西宮市と東は大阪市、北は伊丹市/川西市/宝塚市/三田市の間に位置する尼崎市で、1956年に眼鏡専門店として開業いたしました。
眼鏡専門店として最先端の技術をを取り揃えて「快適なメガネ」をご提案いたします
眼鏡専門店メガネのアマガン センター店の取り組み!
●読売新聞朝刊に当店の取り組みの取材を受け掲載されました・・・こちらへ
●毎日新聞朝刊に当店の取り組みの取材を受け掲載されました・・・こちらへ
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●日本眼科紀要会(日本の眼科学雑誌)への寄稿協力依頼を受けました・・・こちらへ
●週刊ゴルフダイジェストの取材を受けました1⃣・・・こちらへ
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[最終更新日] 2026年11月02日 /[公開日] 2026年10月25日
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