レンズの中心が目の瞳孔と一致したメガネでないと違和感がでる
単焦点レンズ(シングルビジョン)の度数が強くなればなるほど、例え瞳孔距離が処方箋通りできていたとしても、上下にズレていれば遠近感が合わなかったり、足元が浮いたりと違和感が生じてしまいます。場合によっては、長時間かけていると眼精疲労にも繋がります。ここでは、眼科から見た眼鏡の問題点を列挙しました。
レンズの中心が瞳孔の上下にズレる
目次
画像➊は、レンズの中心がどこにあるかは判らない状態、つまり、見た目が普通にかけているのでレンズの中心が瞳孔と合致(レンズの中心は通常は2mm下方)しているかは、眼科や眼鏡店でないと判りません。画像➋は、レンズの中心が瞳孔と合致しているが、眼鏡をかけた状態が上下に段ちになっている状態です。レンズの中心が上下にズレた状態のメガネでは、見え方に問題がでてきたり眼精疲労がでてきます。
左右バラバラに見えて違和感がある!
メガネの問題点 <参考引用文献:眼鏡調整の達人より引用>
3か月前に当科で右眼の白内障手術を受け、最近眼鏡処方箋をもらって遠用眼鏡を作りました。しかし、左右バラバラに見える違和感があってかけられないので、もう一度調べてほしいと来院されました。
患者さんデータ Hさん 70歳男性
RV=0.35P(1.0×PG)S-0.5D Cー1.250D AX80°
LV=0.1(0.6×PG)Sー1.75D Cー1.50D AX80°
糖尿病性網膜症(両眼)、眼内レンズ挿入眼(右眼)、白内障(左眼)。
度数は合っている
Hさんは、両眼の糖尿病性網膜症と白内障で、8年ほど前から経過観測中でした。右目の白内障が進み、視力が0.06で矯正不能となったため、3か月前に水晶体摘出術を受け、眼内レンズを挿入しました。3か月経過し術後の状態も安定したので、遠用眼鏡を希望し処方になりました。
ところが「数日前にできあがってきた眼鏡が、左右バラバラに見える違和感があって掛けられない」と来院したのです。再度屈折の検査をしましたが、処方した度数は合っていました。
その際に、眼鏡と同じ度数のテストレンズを装用してもると、「これは、よく見えます!全然、違和感を感じません」と言いました。ということは、処方どおりの度数が入っていないか、またはHさんの瞳孔間距離(PD)とシポイントと眼球の光学中心間距離が合っていないなどが考えられます。できあがった眼鏡に問題がないかチェックを開始しました。
度数の測定中に発見!
まず度数ですが、こちらの処方どおりの値で作られていました。しかし、レンズメータで測定しているときに気づいたのですが、右のレンズの光学中心がかなり下方にあったのです。「あれ~?」と思って、左右の光学中心を印点したももが図1です。
驚くことに光学中心は左右10mmも上下にずれていました。このためプリズム作用がはたらき、違和感(左右バラバラに見える)が発生していたものと思われます。光学中心が上下にずれていると融像しにくいので、プリズム効果により違和感はたとえわずかでもつらいものです。
Hさんは眼鏡ができてすぐに、「違和感があって掛けられない」と、作った眼鏡店(大手チェーン)に行ったのですが、「病院の処方箋どおりにできています」という返事。それで困って「処方度数が合っていないのでは」と思い、当科へ相談に来たのです。
光学中心が左右で上下10mmもずれているのに、眼鏡店はどうして気づかなかったのでしょうか。度数を再チェックしたときに、どのように測定したのか理解に苦しみました。主治医に相談の結果、こちらから眼鏡店に手紙を書き作り替えてもらいました。
あとでわかったことですが、「ほとんど経験のない店員さんが作った」と店の責任者が弁解していたそうです。こんな言い訳、許されるのでしょうか。
こんなずれははじめて!
長くこの仕事に携わっていますが、特殊ではない単焦点眼鏡の光学中心が、こんなにずれているのははじめての経験です。もちろん斜視のある人に、プリズム効果を得るため、あえて光学中心をずらして矯正することもありますので注意が必要です。Hさんは眼位検査をしましたが、異常はありませんでした。
眼鏡店の技術もバラツキがあるので、医療の側もただ視力を測るだけではなく、しっかりアンテナを張って、眼鏡に対する幅広い知識を習得する必要があると改めて痛感しました。
眼鏡が正しく作られているかどうか、できあがって再来されたときに、度数だけではなく、瞳孔間距離と光学中心がずれていないか?前斜角は適正か?正しくフィッティングされているかなど、必ず調べてください。
参考引用文献:眼鏡調整の達人
監修:管澤淳
著:澤 ふみ子
取り扱い店舗:
眼鏡をかける方々はお一人おひとりお顔立ち、見るための眼鏡レンズ度数、ライフスタイル等は違うことを前提に、当店は、特に40歳の方で近視度数が凹4.00D位の視生活の質を向上させるの選択肢として、跳ね上げ式メガネのご提案をさせていただいています。
メガネのアマガンセンター店は、西は神戸市/芦屋市/西宮市と東は大阪市、北は伊丹市/川西市/宝塚市/三田市の間に位置する尼崎市で、1956年に眼鏡専門店として開業いたしました。
眼鏡専門店として最先端の技術をを取り揃えて「快適なメガネ」をご提案いたします
眼鏡専門店メガネのアマガン センター店の取り組み!
●読売新聞朝刊に当店の取り組みの取材を受け掲載されました・・・こちらへ
●毎日新聞朝刊に当店の取り組みの取材を受け掲載されました・・・こちらへ
●毎日新聞夕刊に当店の取り組みの取材を受け掲載されました・・・こちらへ
●日本眼科紀要会(日本の眼科学雑誌)への寄稿協力依頼を受けました・・・こちらへ
●週刊ゴルフダイジェストの取材を受けました1⃣・・・こちらへ
●週刊ゴルフダイジェストの取材を受けました2⃣・・・こちらへ
●神戸新聞「おでかけ手帳」の取材を受け掲載されました・・・こちらへ
[最終更新日] 2026年07月20日 /[公開日] 2026年07月19日
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