ガラスの眼鏡レンズが向く職業として、研究／理系の技術

眼鏡を制作されるときに、「ガラスレンズ」か「プラスチック」レンズのどちらかを選択されると思いますが、現在では、たしかにプラスチックレンズを選択される方が大半です。しかし、場合によってはお仕事の内容や、趣味などによってはガラスの方が良い場合があります。

例えば、料理人の方など高温の環境下でお仕事をされている方や、建築や農作業などキズが付きやすい環境でお仕事をされている方等にオススメかも知れません。

ガラスレンズとプラスチックレンズの比較

メガネレンズの素材には、大別をしてガラス素材で出来ているものと、プラスチック素材で出来ているものがあります。ガラスレンズにはプラスチックレンズには無いメリットがたくさんあります。

ガラス素材のメリット＆デメリット

ガラスレンズが向く方

・レンズの厚みを薄くしたい方

ガラスレンズとプラスチックレンズが同じ度数であれば現在ある素材の中では、屈折率ガラス１．９、屈折率プラスチック１．７６であるためガラスの方が薄く仕上がります。

・鮮明感を求める方

ガラスレンズとプラスチックレンズの鮮明度を比べると、ガラスレンズは透明性が高いため視界が明るくなります。特に、強度数の方はスッキリと見ることが実感できます。

・寒暖差があるような環境で生活されている方

ガラスレンズは寒暖差（膨張や収縮）があっても、殆ど影響はありませんが、プラスチックレンズ素材は寒暖さによって膨張や収縮がおこり、レンズが眼鏡枠から外れたりひずんだりします。

・何年もレンズを使用したい方

ガラスレンズはキズでレンズを取り替える（耐久性）ことは殆どありませんが、プラスチックの場合は初めて使用したとたんにキズが付く場合があります。

などなど

参考までに　プラスチック素材のメリット＆デメリット

参考までに　プラスチックレンズが向いている方

・軽いレンズにされたい方

鼻にメガネの跡が残ることを少なくしたいと思われる方や、眼鏡がズレやすく気になる方、お顔に重みを感じる煩わしさ等を軽減することが出来ます。

・レンズの周辺部が歪みにくいレンズにされたい方

眼鏡レンズには球面設計と非球面設計（周辺部が歪みにく）の２種類の設計があり、プラスチックレンズには各素材の殆どに応じて非球面設計があります。（ガラス素材は１．８以上）

・お好みの様々なカラーをレンズに入れることが可能で、メガネでおしゃれを楽しみたい方

最近はメガネでオシャレを楽しむ方もいらっしゃるようになったため、フレームの色や服装にも合わせてお好みのカラーでトータルファッションを楽しむことが出来ます。（ガラスの場合は限定カラー）

・縁なしフレームやハーフリムフレームをご希望される方

眼鏡レンズに穴をあけたり、溝を掘ったりとして加工をしなければならないフレームをご希望される方

などなど

研究／理系の技術などのお仕事に従事されている方に、オススメのメガネレンズはガラス

理由として、

キズに強い・鮮明度があり見るものがスッキリする　→　精密作業に向いている。

その他にもガラスレンズに特徴があります

ガラスレンズを選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか？

他にも　キズが付きにくいのはもちろん、熱に強い

ガラスレンズはプラスチックに比べて、固い材質を持つているのでキズ、熱に強いメリットの一つです。プラスチックレンズは、60℃以上の熱の影響を受けると熱クラックが起こり、高温の環境下で使用するのには向いていません。

その他にも、プラスチックレンズでは出来ないことがガラスレンズで出来ることがあるのです。

詳しくは「メガネレンズ　プラスチック編」・・・こちらへ

詳しくは「メガネレンズ　ガラス編」・・・こちらへ

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