眼鏡づくり工程
あまり知られていないメガネフレームの工程には、完成まで200以上!「もの作りの真髄」眼鏡枠。
眼鏡フレームは見た目が簡単に作れるようなイメージがあるように見えますが、実際に作るとなると小さな1つ1つの部品の工程が無数にあるのです。(ただし、カジュアルなメガネフレームの場合は、素材や技術の違いがあり価格に反映されています。)
多くの人の手を介して(匠)作られる眼鏡枠 Made in Japan
目次
日本のメガネづくりは、各工程を専門の工場が担う分業制が主流。眼鏡は小さなアイテムながら完成までの工程数は200以上に及び、一つひとつの専門性が高い。
そのため、それぞれの工場が得意分野に集中し、技術に磨きをかけることで技術向上を図ってきている。
唯一、福井県にある増永眼鏡はこうしたなか一貫生産にこだわる眼鏡製造メーカーで、稀有な存在なのである。
なにしろ眼鏡枠製造には約200もの工程をこなしているというから、その中でいくつかピックアップして紹介しよう。
プロト製作 (デザイン試作/原型試作/機能試作など)
まず最初に通されたのはデザイン室。フレームのデザイン図面が出来上がったら、それをもとに立体的な試作を作ることから眼鏡作りはスタートする。
メタルフレームであれば手作業で金属の板からパーツを切り出し、ロウ付け(溶接)をして、原寸大のプロトタイプを作製。デザインとしての完成度はもちろん、掛けやすさなど眼鏡としての機能性についても十分に検証してから、寸法も入った設計図面へと落とし込まれる。
プレス
メタルフレームには、チタン素材を採用。それらはもともとは丸線状や板状であり、専用の金型にセットしてプレス機で数十トンから数百トンもの圧をかけてパーツの形へと成型していく。
生地の切り出し
プラスチックフレームは、「アセテート」と言われる綿花由来樹脂から作られる。切り出す前はシート状で、その大きさは畳1畳分ほど。レーザー機器を使い、フロントやテンプルなど部位に合わせた大きさに切り出していく。
きさげがけ 加工技術
機械を使う工程のみならず、職人による昔ながらの手作業も多く必要とするのがメガネフレーム作りだ。この「きさげがけ」といわれる工程では、フラットに切り出されたテンプルの表面を小刀のような工具で削り、傷を取りながら面や角を粗めに整えていく。量産品では省かれることもある工程で、このひと手間が仕上がりを大きく左右する。
磨き
フレームの光沢感を出すために欠かせないのが、磨きの工程だ。ここで行なわれているのは、「粗磨き」。綿布でできた円盤状のバフ(羽布)が高速回転しており、この周縁部に泥のような研磨剤を付け、眼鏡フレームを押し付けるようにして磨く。形を作りながら、表面をきれいに一皮むくようなイメージだ。バフをかける時間や力加減は正確に決まっているわけではなく、職人の経験と勘がものをいう。
ロウ付け
前枠(フロント)やツル(テンプル)など各パーツが出来上がったら、それを組み上げるロウ付けの工程へに入ります。細かいパーツとパーツの間にロウ材を付け、熱をかけることで接合していく。レンズを保持する左右のリムに、それらをつなぐブリッジや、テンプルとつながるヨロイなどのパーツがロウ付けされ、眼鏡枠の形へと近づいていく。
パーツが精巧であっても、ロウ付けに僅かでもズレが生じてしまえば眼鏡枠全体に歪みが生じてしまう。フレームの安定性や耐久性を左右する重要な工程です。
ガラ磨き
組み上がったメタルフレームは、ガラ磨きという工程へ。「ガラ」と呼ばれる八角形のドラムのなかに、研磨剤と眼鏡をセット。ドラムの回転によりフレームの隅々まで研磨剤がかかり、その摩擦によって表面が磨き上げられる。
このガラ磨きは、メタル・プラスチックフレームともに行なわれる工程だが、中に入れる研磨剤の組成や磨く時間、ガラを回す速度は素材やデザインによっても異なります。
ガラ磨きは3工程に分けており、最初の粗磨きが約8~12時間、次に研磨剤を変えての中磨きが約15時間、さらにまた細かい研磨剤を使っての仕上げ磨きを約15時間行なうという。そう、ほぼ2日間に渡って磨き続けるのだ。
上品な艶感は、じっくりと時間をかけたこの工程から生まれてくるといっても過言ではないでしょうか。ちなみに、プラスチックフレームは最後にまた職人の手によりさらに磨きをかけます。
表面処理
メッキや吹き付け塗装などの表面処理を行なう。
イオンプレーティング(IP)を行なっている装置の中の様子。大きな釜のような装置のなかを真空状態にし、金属を加熱蒸発によりイオン化させフレームに金属の皮膜をつけるというもので、フレームにカラーを施すと同時に腐食を防ぐ役目もあります。
ハンガーに掛けられた小さなパーツはネジを受けるワッシャーです。正面からは見えない部分のパーツにも、きちんとメッキを施します。こうした丁寧な工程が、全体の質感を高めるのだ。
一貫生産により職人の技術を継承する
さて、これまで紹介した工程は、200以上あるうちの一部に過ぎない。マシンを使うものから昔ながらの手作業を要するものまでとても多様で、手間も掛かっていることがおわかりいただけただろう。
眼鏡づくりの現場においては、生産性を追求するがゆえに次第に採用されなくなった製法も少なくないのです。職人の高齢化もあいまって、もはや失われかけている技術も出てき始めている。それはもはや、日本の眼鏡作りの伝統が失われつつあることを意味していると言えるだろう。一旦途絶えると、その継承は難しい。そのために増永眼鏡はできる限り社内で一貫生産し、自社で職人を育てることで、技術を継承し続けているのだ。
「一つひとつの工程でいえば弊社はナンバーワンでもなければオンリーワンでもなく、専業でやっているところには敵いません。ですが、眼鏡を作るために必要な技術とノウハウはすべて持っているという自負があります。何かあっても全責任を持って対応できるということが、取引先、そして眼鏡を使ってくださるお客様への信頼にもつながっている。そう考えています」。
良い眼鏡の条件、それは“掛け心地”、“耐久性”、“デザイン”の3つがバランス良く融合していること。こちらのページは、増永眼鏡という福井の眼鏡産業の元祖から引用しています。
とくに質感の美しさは世界でも随一だ。なぜそれが可能になるのか、「どれだけ丁寧に作業をするか」であるようです。
「『きれいに研磨されたフレームには、それが映えるようきれいな色をつけよう』などと、とにかく前のチームから預かったものを、きちんと次のチームに回していこうという意識が、製作者一人ひとりに根付いているんだと思われます」
日本の職人は自身が“完璧”とするレベルが、他の国に比べて高いということ。非効率ともいえるほど徹底した丁寧な仕事こそ、メイドインジャパンの真髄であるのだと思われます。
取り扱い店舗:
眼鏡をかける方々はお一人おひとりお顔立ち、見るための眼鏡レンズ度数、ライフスタイル等は違うことを前提に、当店は、視生活の質を向上させる技術を提供する眼鏡専門店として、さまざまなブランドフレームを準備させていただき、ご満足のいくメガネ選びのご提案をいたしております。
メガネのアマガンセンター店は、西は神戸市/芦屋市/西宮市と東は大阪市、北は伊丹市/川西市/宝塚市/三田市の間に位置する尼崎市で、1956年に眼鏡専門店として開業いたしました。
眼鏡専門店として最先端の技術をを取り揃えて「快適なメガネ」をご提案いたします
眼鏡専門店メガネのアマガン センター店の取り組み!
●読売新聞朝刊に当店の取り組みの取材を受け掲載されました・・・こちらへ
●毎日新聞朝刊に当店の取り組みの取材を受け掲載されました・・・こちらへ
●毎日新聞夕刊に当店の取り組みの取材を受け掲載されました・・・こちらへ
●日本眼科紀要会(日本の眼科学雑誌)への寄稿協力依頼を受けました・・・こちらへ
●週刊ゴルフダイジェストの取材を受けました1⃣・・・こちらへ
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[公開日] 2026年03月20日
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