眼精疲労の原因が老眼か毛様体筋の震えかによって対処方法が違ってくる
老眼からくる眼精疲労か手元の作業(とくに長時間のパソコン)等の毛様体筋の酷使による眼精疲労か、それぞれによっては対処方法も違ってくると思います。老眼であるならば老眼鏡が必要でしょうし、毛様体筋の酷使であれば目薬等の対処が必要になることでしょう。(眼科での検査をオススメいたします)
目の筋肉の「疲れ」を数値で表すことからメガネ選びは始まる
目次
これまで目が疲れると調節力は落ちると考えられてきました。しかし、どうやらそれほど単純なものではないようです。
なぜなら、見え方を説明してくれるのは”人”だからです。
目が疲れているのに、検査中頑張って一生懸命ピントを合わせて「見えます」と言う人もいれば、あまり頑張らずに見る人もいる。そうなると検査結果は精度を欠いてしまいます。
調節力:水晶体を膨らまし近くにピントを合わせる力。
正視の状態(目が悪い場合は完全矯正値のメガネを掛けた状態)で、眼から10cmぐらいの距離に、雑誌などをかざして、徐々に眼から遠ざけていきます。文字にピントが合い始めたところで、手を止めてメジャーで距離を測ります。(眼と手の距離)
近点の逆数が調節力:100÷近点距離(cm)=調節力(単位Dディオプター)
私は「目の疲れとはなんだろう」という観点から、目が疲れているときの目の状態を調整できないかと考え始めました。調節力の状態を人の感覚に頼るのではなく、もっと正確に調節力を数値で測定できる方法はないだろうか、と考えたのです。そうすれば調節力をもっと客観的に見ることができるようになります。
これは身体の筋肉と同じです。上腕の筋肉を想像してみてください。たとえば、軽いおもりをもっている間、筋肉は負荷がかかっていないので震えませんが、おもりをどんどん重くしていけば、筋肉は震えるようになります。
そして腕が本当に疲れると、おもりをもっていなくても腕を上げるだけで震えるようになるでしょう。
この毛様体筋も疲労すれば腕の筋肉と同じ動き方をするわけです。酷使している目は、少しでもピントを合わせようとするだけで、震えます。これが正確に計測できれば、正確に本当に疲れている目を探し出すことができます。
このアイデアを思い付いたのは30年(1983年頃)ほど前。福島県立医科大学の医局に入ったばかりのころでした。毛様体筋の震え自体は認識されていたのですが、震えと疲れの相関関係はまだ確立していませんでした。
毛様体筋の震えが検知・計測できる機械ができればと考えてから試行錯誤を重ねて、光学機器メーカーのニコンと共同で開発した試作機ができるまでに15年ほどを要しました。
この「調節機能解析装置」が完成したのはいまから10年ほど前で、目の疲れから起こるドライアイ症状や眼精疲労の検査のために、いまではさまざまな場所で使われています。
この機械ができてから、毛様体筋の震えと自覚症状が関連していることもわかりました。
目が疲れているという人は毛様体筋の震えが大きく、それほど疲れていないという人は震えていないのです。
さらに、この装置を使くことで、老眼かどうかもすぐにわかるようになりました。また、いま見えづらいのは筋肉の疲れなのか、老眼なのかは毛様体筋を見ればはっきりとわかります。
ですから装置を導入して以降は、「老眼ですよ」と伝えても、「まだ老眼ではない」と頑張る患者さんに対して根拠を示して説得できるようになりました。
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[公開日] 2025年10月19日
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