メガネプラスチックレンズのコーティング選び
メガネのレンズは現在プラスチックレンズが主流ですが、このプラスチックレンズのコーティングには約12種類もの製法があります。見た目は同じように見えるメガネレンズですが、選ばれるレンズによっては、プラスチックレンズの場合、そのレンズには基材の上に何層ものコート膜がほどこされているんです。
基本的なプラスチックレンズのコーティング
目次
- 1 基本的なプラスチックレンズのコーティング
- 2 ❶~❸以外のコーティングの種類及びルテイン保護レンズ その一例
- 3 ➍~⓭ さまざまなコーティング その一例
- 4 取り扱い店舗:
コーティングは無防備なレンズを守ったり、より良い視界を確保するためで、そのコートによって機能が異なります。
ちらつかない反射を極力抑えたマルチコート、紫外線から目を守る新UVカット、キズに強いコート、汚れ防止のコート、快適便利な曇り防止のコート、花粉が付きにくいコート、ファッション性に優れたミラー加工コート、サングラスの見やすさを実現する裏面反射防止コートなど・・・
プラスチックレンズのコーティング構造
例えば、現在の殆どのプラスチックレンズには、基本的に、❶ハードコート ❷反射防止コート ❸撥水コートが装備されています。
❶ハードコートは、やわらかいプラスチックレンズを保護するためのコーティングです。
❷反射防止コート(マルチコート/グリーンに反射)は、光の反射を抑えクリアな視界を確保するためのコーティングです。
❸撥水コートは、汚れに強く、お手入れがしやすくなるコーティングです。
❶~❸以外のコーティングの種類及びルテイン保護レンズ その一例
各種コーティングは家庭用ラップよりもはるかに薄い超極薄のコートなので、普通にレンズを見ただけではコーティングが付いているかは判りません。ただし、マルチコート(グリーンに反射)は見た目で直ぐに判ります。
メガネレンズ(プラスチック素材)は、1日かけただけで表面や裏面に様々な不純物等が付着します。また、不純物だけでなく有害な光(紫外線、青色光、HEV高エネルギー可視光線など)をカットすることができるコーティングがあります。
HEV対策レンズについて ルテイン保護
HEV対策レンズはコーティング加工ではなく、プラスチックレンズ素材に練り込まれているレンズです。メーカーによって商品名は違ってきますが、ルティーナとかメニモ、レイガードなどと命名されています。また、このHEV対策レンズに様々なコーティングをすることができます。
このHEV高エネルギー可視光線は、とくに黄斑部や水晶体に含まれているルテイン(カロテノイド色素)を減少させるために、有害な光として最近脚光を浴びています。
その色素の減少を防ぐメガネレンズ素材が開発されています。
ルティンは視力維持に欠かせない色素で、ぼやけ・かすみを軽減して、くっきり見る力(コントラスト感度)を改善する効果が報告されています。
HEV高エネルギー可視光線からルテインを守る・・・詳しくはこちらへ
➍~⓭ さまざまなコーティング その一例
➍皮脂や汚れが付きにくいコーティング
各レンズメーカーや商品によって名称は違ってきます。(VPコート・PGコート・SRC2コート・SEEコート・その他等)
➎裏面紫外線カット(裏面UVカット)裏面反射コーティング
散乱、反射による多方向から浴びてしまう紫外線対策です。メガネレンズの後面反射から入射する紫外線を大幅にカットできます。
通常のメガネレンズは表面からの紫外線はカットしていますが、レンズ裏面から入る紫外線は防ぎきれません。この裏面からの紫外線を約95パーセントカットしたコーティングです。
➏サングラス本来のカラーを楽しむ裏面マルチコーティング
度入りサングラスレンズを製作する場合、度なしのサングラスを見られて同じようなカラーで製作を希望されたときに行うコーティング加工です。
A)度なしのサングラスレンズ表面処理(一般サングラス):
殆どの一般サングラスのレンズの表面は、反射防止コート(マルチコート)を施しておらず、光が反射してレンズの表面が白っぽく見えてしまいます。
度入りでサングラスを製作する場合に、現在の製造メーカーの殆どが反射防止コート(マルチコート/グリーンに反射)で製作されるために、違った色に見えることがあります。
B)度入りのサングラスレンズ裏面マルチコート仕様:
出来る限り見られた一般サングラスレンズカラーに近づけるために、あえて表面をハードコートのみとし、サングラス本来のカラーを楽しめるように仕上げるコーティングです。
●裏面のみにマルチを付ける事で、見やすさを実現。
●サングラスの裏面に発生する不快な反射を抑えます。
➐目に有害な青色光を効果的に軽減するブルーライトカットコーティング
パソコンや携帯電話、テレビはもちろん、ポータブルメディアプレーヤーやスマートフォン、携帯ゲーム機にいたるまで現代社会に浸透する多くのデジタル機器のモニター画面からは、眩しさやチラツキの原因と言われる「青色光」が発せられています。これらのデジタル機器を長時間使用することにより、眼に負担を感じると訴える人が急激に増大しています。
青色光について・・・こちらへ
デジタル機器囲まれた現代の生活では、室内でも眩しさに対するケアは必要で、カラー付きメガネを使用すれば緩和されますが、職場での使用時などレンズに色を付けることに抵抗のある方もみえます。 そこで、カラーではなくコーティングの技術によって眩しさやチラツキからくる眼の負担を軽減する技術を開発いたしました。現代のライフスタイルとニーズに合った高機能コーティングです。
また、青色光をカットする方法にはコーティング以外にも、特殊染料により、ブルーライトを吸収・軽減する方法があります。ブルーライトが最も強く放射されている450nm付近の波長を軽減させることが可能となります。
ブルーライトカットココーティング
- レンズの反射光はブルーです。一般的なグリーンの反射とは異なります。
- 環境によって視界が黄色がかって見えることがあります。
- 青色光を反射するので、レンズに若干黄色味が残ります。
- カラー付きの場合、カラーサンプルと色調が異なって見えることがあります。
- コーティングの特性上、裏面反射やゴーストが生じる場合があります。
➑曇りにくいコーティング
こんな時におすすめ・・・マスク着用や電車の乗り降りの時など、日常でのメガネのくもりによる不満を解消するために如何でしょうか。
防曇コートは、レンズに施した吸水性樹脂層により、優れた吸水性を発揮、レンズ表面の細かな水滴(水分)を吸収し、結露やくもりを防ぎます。
吸水性タイプでくもりを防ぐ:
吸水性樹脂層により、水分を吸収させて結露を防ぐ、くもり防止効果の高いメンテナンスフリー防曇コートです。撥水層により汚れが付きにくく、吸水性樹脂層により拭きやすく快適です。
➒静電気防止及び花粉などの防止コーティング
帯電を防止し、粉末(シリカ)の付着が少なくホコリも付きにくい(花粉等)コートを施すことで汚れも付きにくく快適なメガネライフが送れます。
帯電を防止コーティングをすることで、静電気や花粉症、ほこりまで付きにくくなります。
➓抗菌防止コーティング 抗菌とは、細菌の繁殖を抑制する機能のことです。
普段の生活において、菌はあらゆるモノへ付着し増殖します。それはメガネレンズも例外ではありません。細菌の増殖を抑える“抗菌コート”をレンズにプラスすることによって、レンズの表面を衛生的に保つことができます。今の時代だからこそ、メガネレンズも“抗菌”で安心をプラスしませんか?
■レンズの表面で菌を増殖させない!抗菌レンズの構造
レンズの撥水コートと反射防止コートの間に
AG+(銀イオン)成分を含む抗菌コートを挟むことで、レンズ表面に抗菌性能を持たせる事を実現。
レンズ表面に多くのキズが付かない限りその機能は持続します。
⓫近赤外線をカットするコーティング
近赤外線は紫外線よりも肌の奥深くまで到達して、シワやたるみの原因となります。しかも地表に届く太陽光線は、紫外線が約10%に対して近赤外線は約50%!です。
近赤外線(波長760~1400nm)は真皮の深層部から筋肉まで届き、 シワやたるみなどの老化の原因となることが明らかになっています。
紫外線が皮膚に及ぼす影響としては、UVーA波(波長315~380nm)は直後から肌を黒くするとともに、皮膚の真皮まで届き、シワやたるみなど老化を促す原因となります。UVーB波(波長280~315nmは表皮に強く作用して、数時間後には赤く炎症を起こす紫外線です。メラニン色素を増加させて日焼けによるシミ、そばかすの原因をつくりだします。
肌のエイジングの要因のひとつである光老化には、紫外線だけではなく近赤外線も関与し、シワ・たるみ(光老化)など皮膚への影響があることが明らかになってきました。 地上に降り注ぐ太陽光に含まれる光エネルギーの比率は紫外線が10%以下、可視光線が40%くらい、近赤外線が50%くらいを占めていますが、近赤外線は、概ね760~1400nmの波長をもつ電磁波で、紫外線よりもさらに深く、皮膚の真皮の深層部から筋肉まで届くことが分かってきました。 特に皮膚が薄く、シワやたるみなどの肌のエイジングが出やすい目もとは要注意です。目もとは、サンスクリーンなどのケアも不十分になりがちなエリアでもあり、紫外線だけでなく近赤外線を浴びないようにすることが重要です。紫外線カット効果の日傘や帽子に加え、近赤外線カット効果のあるサングラスやメガネレンズの使用が有用です。
⓬景色の色彩をクッキリさせるカラーコーティング(クッキリカラーコート)
目にした景色の色彩がありのままに見えるカラーコーティングレンズです。通常のメガネレンズカラーは、染料を染色して製作いたします。
目指したのは、カメラの精密なフィルター。可視光域の波長を均等にカットし、眺める景色の色調を変えることなく、まぶしさだけを防ぐ。それが、クッキリカラーコート(クッキリカラーコート)です。カメラのNDフィルターの技術を眼鏡用レンズに応用。それにより染色されたレンズよりも色調の誤差を少なくすることに成功しました。また、キズや汚れ、ホコリに強く、耐久性もあるコーティングを標準装備しています。
自然な色合いを実現。見たものの色を変えることなく光量のみを軽減することで、景色の色彩をありのままに見ることができます。
まぶしさを抑える。まぶしさを取り除きつつも明るさは確保。日差しが強い時でも鮮明な視界をキープします。
目をしっかり守る。紫外線など目に有害な光をしっかりとカット。疲れ目の軽減にもつながります。
こんなシチュエーションに、クッキリカラーコート(ニュートラルカラーコート)は最適です。
カラーは、グレーの2タイプ。サングラス仕様のブラックと常用仕様のライトの2タイプ(ライト80%/ブラック25%)のカラーで様々なシーンに対応します。
⓭ミラーコーティング
レンズ表面を鏡のように反射加工した、ファッション性に優れたカラーレンズです。通常仕様としてハードコート+多層膜反射膜でレンズの表面の反射を高めることでファッション豊かなカラーコーティングにしあがります。裏面はハードコート+多層膜反射防止膜で後方からの反射を抑えることができます。
従来の多層膜マルチコートと同じ薄膜技術を応用することで、ミラーコートの剥がれ落ちを出来る限り回避。またサファイア(ブルー)/ゴールド/ルビー(ピンク)/シルバー/レッドの5色を揃えました。サングラスのみならず、度付きレンズにもご利用いただけます。
メガネレンズ プラスチック編・・・こちらへ
メガネレンズ ガラス編・・・こちらへ
取り扱い店舗:
眼鏡をかける方々はお一人おひとりお顔立ち、見るための眼鏡レンズ度数、ライフスタイル等は違うことを前提に、当店は、視生活の質を向上させる技術を提供する眼鏡専門店として、さまざまなブランドフレームを準備させていただき、ご満足のいくメガネ選びのご提案をいたしております。
メガネのアマガンセンター店は、西は神戸市/芦屋市/西宮市と東は大阪市、北は伊丹市/川西市/宝塚市/三田市の間に位置する尼崎市で、1956年に眼鏡専門店として開業いたしました。
眼鏡専門店として最先端の技術をを取り揃えて「快適なメガネ」をご提案いたします
眼鏡専門店メガネのアマガン センター店の取り組み!
●読売新聞朝刊に当店の取り組みの取材を受け掲載されました・・・こちらへ
●毎日新聞朝刊に当店の取り組みの取材を受け掲載されました・・・こちらへ
●毎日新聞夕刊に当店の取り組みの取材を受け掲載されました・・・こちらへ
●日本眼科紀要会(日本の眼科学雑誌)への寄稿協力依頼を受けました・・・こちらへ
●週刊ゴルフダイジェストの取材を受けました1⃣・・・こちらへ
●週刊ゴルフダイジェストの取材を受けました2⃣・・・こちらへ
[公開日] 2026年03月04日
カテゴリー:メガネ一覧,眼鏡屋,メガネとサングラス










































