内科、外科等の医師の方々の眼鏡をご提案
医師といっても大きく分けて内科医と外科医とがある。器械の操作といえば内科医でも内視鏡などの操作があるが、主として外科医の手術操作である。このなかでも手術用顕微鏡を使用する場合と使わない場合とがあり、専門家によって大いに異なると思われる。
医師の眼鏡
目次
外科医の場合:
手術野の大きい腹部手術などでは顕微鏡は使えないので、肉眼で手術することになる。そこで老視になった場合には適切な眼鏡装用が必須になる。術者の眼と手術野の距離は約40cmぐらいで手術野 の大きさは30°程度であるが、二重焦点レンズでは近用部の広いもの、累進屈折レンズでは近用重視がよい。手術用顕微鏡を使っての手術は顕微鏡のピント調整で老眼をカバーできるが顕微鏡から目を離して器具をとるとき、X線写真を見るときなどに不自由である。近中重視型の累進屈折力レンズが好まれる。
眼科医の場合:
医師の中でも手術以外でも器械を使うことが多い科である。外来で問題になるのは倒像眼底検査である。+20Dのレンズを用いた場合には、眼底像はレンズの前方5cmにできるので、被検者から50cm離れて検査した場合には、約2.5Dの調節が必要になる。そこで、50歳ぐらいになると眼底が明瞭に見えなくなる。遠近両用レンズでは眼底の下方の観察は良いが、上方は遠用部を使うので明瞭に見えない。検眼鏡にプラスレンズを入れるか、老眼専用眼鏡を使う必要がある。視力、屈折検査では遠近両用レンズもよいが、モニターのついた視力表を使うのも便利である。細隙灯顕微鏡は老視には関係なく使用できる。
歯科医の場合:
虫歯を治療するときは、虫歯部分の歯質を高速電気ドリルで削り取り、その部にレジンや金属材料を充填する。口を大きく開けた時には約直径5cmの円で、前歯の大きさは約10×5×3mm(高さ×幅×奥行)、大白歯で約10×8×8ぶらいで、mm単位の作業が要求される。作業距離は30~40cmで、器具が置いてあるトレイまれは約50cmある。ときに、歯科用のX線フィルムを見ることもある。口腔は狭い領域なので、近用部の視野は大きい必要はなく近中重視型の累進屈折力レンズが便利である。
■コンピューターを使うとき
最近は、どの科も処方、予約にコンピューターを使っている。また、今後は電子カルテも増えてくると思われる。近々型または近中重視型の累進屈折力も便利に使えると思われる。
■スライドが見にくい
医師は生涯教育のために学会に参加してスライドを見る機会も多い。学会などでスライドになかなかピントが合わないことがある。老眼の初期。加齢による遠視化や倒乱視の発生・増加では近くをしばらく見た後に急に遠方のスライドを見たときに起こる。これは無理な調節によって、調節の残効が持続するためである。遠近両用眼鏡を装用すると良い。
あくまでも、一般的な目の屈折状態の方々に対する概要でありますので、各人に合ったレンズ設計を選ぶことが大切です。
診療や手術どきのフレーム、メガネレンズ設計選び
各人の眼の状態(近視・遠視・乱視などの度数)や、ご年齢、診療科や外来、手術どき等によって選ばれるフレーム選びやレンズ設計選びも違ってきます。
跳ね上げメガネフレームの活用も選択肢
近視の度数によっては、治療するときの40cm前後の距離は、眼鏡を外した方が焦点の合う方にとっては跳ね上げメガネフレームに中近レンズ、遠近両用レンズをセットされることも選択肢と思われます。
跳ね上げメガネプロショップ・・・こちらへ
保護眼鏡の活用も選択肢
ルディプロジェクトは眼の保護機能も極限まで高めたアイウェアを開発しました。personal protective equipment: PPEは、眼の保護に関する国際規格を上回る性能を備えています。眼を保護できるよう、ワイドで包み込むような透明レンズ、曇り止めフィルター、軽量さ、調整可能でしっかりした掛け心地を備えたモデルです。
SPLASH AND LIQUID DROPLET PROTECTION
飛沫や滴からの保護
AGENT Qは、EN166:2001(PPE category 2) の基準を満たす優れた保護性能を備えるだけでなく、飛沫や滴の防止に関するテストを経てEN 168:2001 (point 12)の基準もクリアしています。
PPE CATEGORY 2
PPE CATEGORY2とは
PPE CATEGORY2の保護メガネは、健康上・安全上のリスクから身を守る必要がある方に向けて開発されています。
業務用に使用される保護メガネは少なくともEN166:2001規格のPPEカテゴリー2をクリアする必要があります。この種類の製品には第三者機関によるテストが欠かせません。
PPE CATEGORY2の認証
全てのルディプロジェクトの保護メガネは、眼の保護に関する欧州規格EN166:2001に適合しパーソナルプロテクティブエクイップメント(PPE)の認証を受けています。トラリクスガードとイントロンはどちらもPPE CATEGORY2に属します。また、重量衝突実験、高速衝突実験を経てANSI Z87+の基準もクリアし、優れた保護性能を備えています。
シールドプロテクティブレンズ
PPEアイウェア用のレンズは、通常のレンズと比べて大ぶりで包み込むような特別なジオメトリーになっていて、眼の周辺を最大限カバーします。透明でポリカーボネートでできたレンズは、RPオプティクスの特徴であるシャープな視野と強靭さを備えています。
快適さと安定した着け心地
他の高機能アイウェアと同様にPPEモデルも、ソフトなテンプルチップとノーズパッドを調節することで、快適でしっかりした着け心地にカスタマイズできます。
着脱可能なリテーナー
トラリクスガードには着脱可能なリテーナーが付属していて、アイウェアの脱落を防ぎます。
簡単に洗浄できます
私たちの保護メガネは、温水、石鹸もしくは0.6%濃度の過酸化水素水を使って簡単に洗浄できます。
水と化学物質への耐性
グリラミド製のフレームは洗浄・殺菌に非常に適しています。グリラミドは化学物質に対する高い耐性を備えているので、ダメージを受けることなく何度も洗浄・殺菌できます。
軽量で高い耐久性
グリラミド製のフレームとエルゴノミックデザインによりルディプロジェクトの保護グラスは頭を過度に圧迫することなく極めて快適な着け心地です。
近近レンズのご提案 ポイント:手元作業から2mがスッキリ
40歳ぐらいになると、普段眼鏡を掛けていない方も、手元の作業や資料等の文字を見るときには眼鏡が必要になりますが、医師の場合には、手元の作業や資料等に合わせた眼鏡ですと外来診察のときには、非常に使いにくいとお困りの方もいらっしゃると思われます。(人によっては、30歳後半から考えなければならないと思われます。)
また、普段眼鏡を掛けている方でも、そのメガネを外して治療される方、現在、遠近両用メガネを掛けて不便なことがある方等も考慮いただければ幸いです。
つまり、40歳前後の眼の調節力は4.5D位なので、保有調節力の3分の2を使用した状態で治療時に25cmを見続けるためには、計算上1.00Dの加入度数が必要となります。診察室の雰囲気もつかめなければならないので、単焦点レンズは難しくなります。そこで、近用視野の広い 近近レンズ を治療用メガネとしてお勧めします。とくに、日常生活では見ることに関して何も問題を生じない30代後半から40代前半の医師メガネとして1.00~1.50D加入度の近近レンズを治療用としてお勧めいたします。
年齢と共に1つの度数(老眼鏡)では、ハッキリする焦点も1つになってしまい、治療しながら レントゲン写真などを見るとボケてしまうので、その都度老眼鏡を外すことになり、手元の作業を止めてしまわなければならないのです。このような、煩わしいことを解決したのが近近レンズです。
近近レンズ には、概ね2種類の設計があり各人が求められる見る距離に合ったレンズを選ぶことができます。手元25cmから2mの奥行重視タイプ、 手元25cmから 60~70cmの手元視野が広いタイプの2種類があります。
中近レンズも選択肢 ポイント:手元作業から4mまでがスッキリ
手元から診察室(約3m~5m)の視界をカバーできるレンズです。一般的な遠近両用レンズですと 手元から 遠くまで視界をカバーしますが、手元の視野及び約3m位の視野は遠近両用レンズに比べて広く、治療時等にも便利な眼鏡と思われます。また、老眼鏡のように手元に焦点が合っているメガネと違うために診察室では、ほとんど取り外しすることがないと思われます。
診察どき、治療どきに一定の距離で常に正面を見て診察が出来ていればいいのですが、外来診察どきは、カルテへの記入下方30cm前後、患者さんへの指針等や説明どきには、正面50~70cm前後を見たり、スタッフの状況1~4m前後を見たり等、診察室では限られた範囲の距離の中で明視されるので、老眼鏡や遠近両用眼鏡の問題を解決したレンズとして中近両用レンズも選択の1つと思われます。
現在ご使用の遠近両用メガネにMPパッドを取り付ければ便利に
遠近両用メガネを現在装用されて外来診療をされている先生で、手元やパソコン画面、処置どきに見にくさを感じている場合に、MPパッドの取付をご提案させていただきます。
washin独自開発の6ミリ上がるマグネットパッドを掲載した、新発想の中近両用メガネですお鼻に当たるパッドを簡単操作で上下に切り替えられるようにしたことで、手元の視野が広くなることを実感いただけます。
取り扱い店舗
メガネのアマガンセンター店は、西は神戸市/芦屋市/西宮市と東は大阪市、北は伊丹市/川西市/宝塚市/三田市の間に位置する尼崎市で、1956年に眼鏡専門店として開業いたしました。当店では、医師の方の見づらさや眼精疲労等を感じる方に快適なメガネのご提案を行っています。
メガネのアマガンセンター店のこだわりコーナー
・深視力コーナー
・スポーツメガネコーナー
・度付きスポーツサングラスコーナー
・強度近視メガネメガネコーナー
・跳ね上げ式メガネコーナー
・大きいメガネメガネコーナー
・色弱メガネコーナー
・丸メガネコーナー
・メガネ/サングラスこだわり修理コーナー
・ロービジョンコーナー
[最終更新日] 2023年07月17日 /[公開日] 2021年12月17日
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