中近両用眼鏡は便利
中近両用レンズは、新聞や本等のお手元を見る距離から少し離れた中間の距離(パソコンの画面から室内の壁面のカレンダー等)までがスッキリするレンズです。近年において、スマートフォン、パソコン等IT関連の普及や趣味趣向の多様化等で、室内での視生活の負担が増すことで、遠近両用メガネの欠点であった中間距離の視野、ゆがみにおいて、 中近両用レンズは視野を広く、ユガミを最小限にしたレンズとして開発されました。また、老眼鏡の欠点である眼鏡の取り外しの面倒、中間距離の見え方の問題などを解消したレンズです。
現在かけている眼鏡を外した方が手元の作業などが楽な方・・・こちらへ
レンズの見え方
目次
中近両用メガネは老眼鏡のひとつですが、老眼鏡ではありません。また、遠近両用メガネでもありません。中近両用メガネには「累進屈折力レンズ」が使用されており、見え方が異なる複数の領域(30cm~3m位)が1枚のレンズに含まれていても、境目がありません。
例えば、中近レンズの見え方と設計イメージ・・・
中間距離を中心に設計、製造されたレンズ。
近用距離はソコソコに設計、製造されたレンズ。
遠用距離はボャッとに設計、製造されたレンズ。
つまり、屋内や室内での使用に適していて、遠近両用メガネと違って読書をするときの手元の見え方や、テレビ視聴時のテレビ画面の見え方などが改善され、ビジネス用途でも会議中のホワイトボードが見えにくかったり、配布された資料が見えにくかったりという不便も解消されると思われます。
遠近両用メガネと中近両用メガネの見え方の違い
この2つのメガネの大きな違いは、何よりも遠距離、中距離それぞれにおいて快適に見えるレンズであることです。
例えば、同じ眼鏡フレームに遠近両用レンズ、中近両用レンズを製作した場合に、遠近両用メガネは1つのレンズのなかに遠距離・中距離・近距離それぞれに対応した部分があり、遠距離に対応する部分を広く、中距離と近距離対応部分はバランスよく少し小さめに配置されているのが特徴です。
一方、中近両用メガネはレンズは、上部分の遠距離対応部分が小さくなっており、その分だけ中距離対応部分が広い設計になると共に、 近距離部分の広さが遠近両用メガネに比べて広くなります。つまり、遠距離・中距離・近距離それぞれに対応したレンズの範囲(面積)が異なるということです。結果、遠近両用メガネは外出時までを想定した日常用、中近両用メガネは主に室内や在宅時に重点をおいた日常用、という区分けも可能でしょう。
どちらも、1つのレンズで距離の異なる複数の場所を見えやすくするためのメガネです。
理想の眼鏡ライフを考えた時に、遠近両用メガネ・中近両用メガネ・近用メガネ(老眼鏡)の3タイプを持ち合わせることが理想です。
中近レンズにも様々な種類があります
遠近両用レンズよりも中間(3m前後の距離)の視野から手元の視野を重視したレンズで、主に室内で利用することを目的としたものが中近両用境目のないレンズですが、このレンズにも種類があります。
まず1つ目に、従来からある レギュラー設計タイプ、2番目に個人個人のライフスタイルに合わせたパーソナル 設計型ツムギタイプ、3番目は、両眼視を組み入れた両眼バランス設計型ノゾミタイプです。
中近両用メガネは特に、初期の緩い老眼度数が必要な方よりも、中等度の老眼度数が必要な50歳前後の方ぐらいからが最適なメガネになると思われます。
レンズの設計に関しましては、 レギュラー設計 ・ パーソナル 設計 ・ 両眼バランス 設計があり、装用感の違いを一言で言いますと、見える横幅が広くなり遠近両用メガネの欠点であるユレも少なく快適にご使用いただけます。
レギュラー(従来型)
シンクロルーム
お料理やテレビ鑑賞、パソコンや会議など室内で過ごす時間が多い方にはおススメのレンズ。
累進帯長:20mm 23.5mm
リビングやデスクワークでの広い視界、タブレットや新聞の滲みがちな小さな文字も シャープな視界が得られます。
RZ室内用標準タイプ:
室内でのご利用はもちろん、お手元をワイドに、ラクにご覧いただけるタイプです。 パソコンをご利用になる方、長時間デスクワークをされる方、室内で過ごす時間が長い方にオススメです。
MZ奥行きワイド タイプ:
RZタイプと比べて、奥行が広がり、リビングルーム、会議室などの室内空間を快適に見渡せるタイプです。室内空間の見え方を重視される方にオススメです。
シンクロシティ
度数変化が緩やかなので、はじめて遠近両用を使用する方の中近重視タイプのおススメのレンズ。
累進帯長:20mm
市街地のショッピングや忙しく視線を動かすビジネスシーンで、広く快適な視界が得られます。
ウェルナルーム
デスクワークやリビングでのひとときを快適に。室内用ならではの見やすさが広がる。
累進帯長:18mm 20mm 23.5mm
デスクワークやリビングでのひとときを快適に。室内用ならではの見やすさが広がります。
RZ室内用標準タイプ:
室内でのご利用はもちろん、お手元をワイドに、ラクにご覧いただけるタイプです。 パソコンをご利用になる方、長時間デスクワークをされる方、室内で過ごす時間が長い方にオススメです。
MZ奥行きワイド タイプ:
RZタイプと比べて、奥行が広がり、リビングルーム、会議室などの室内空間を快適に見渡せるタイプです。室内空間の見え方を重視される方にオススメです。
ウェルナ シティ
手元を広く、遠くも見えて、眼になじむ。遠近両用と室内用レンズのメリットを両立。
累進帯長:18mm 20mm
手元を広く、遠くも見えて、眼になじむ。ラクに「見る」が大人のスタイル。
遠近両用の利便性と室内用のゆったり感。2つのメリットが「見え方」に「ラク」をプラス。
ツムギ( パーソナル 型)
遠くがすっきり広く見渡せて、手元の文字もハッキリ見える。日常生活のすべてのシーンで快適に過ごせる遠近両用レンズ。
選んだフレームの装用条件に合わせて「見え方」を最適化いたします。(パーソナルフィット設計)
フレーム前傾角・フレーム頂点間距離・フレームそり角。それぞれの数値をメガネレンズの設計に反映して、あなたに最適な見え方のメガネを提供します。※すべての要素は複合的に影響します。
フレーム前傾角:
同じフレームでも顔の形状等によりフレーム前傾角は変化します。適正な数値入力により収差を補正。設計を最適化して快適な見え心地を提供します。(0°~25°まで指定可能)
フレーム頂点間距離:
鼻の高さやフレームの種類等によりフレーム頂点間距離は一人ひとり異なります。適正な数値入力により収差を補正。眼と度数とレンズの距離を考慮し、設計を最適化。スマートな見やすさを提供します。(7.0mm~25.0mmまで指定可能)
フレームそり角:
フレームカーブやフレームの種類等によりフレームそり角は異なり、視線とレンズが交差する角度が見え方に影響します。適正な数値入力により収差を補正。側方視してもスムーズな見やすさを提供します。(0°~15°まで指定可能)
ツムギ ルーム
お料理やテレビ鑑賞、パソコンや会議など室内で過ごす時間が多い方ににおススメのレンズ。
累進帯長:20mm 23.5mm
リビングやデスクワークでの広い視界、タブレットや新聞の滲みがちな小さな文字も シャープな視界が得られます。
ツムギ シティ
度数変化が緩やかなので、 はじめて遠近両用を使用する方の中近重視タイプのおススメのレンズ。
累進帯長:20mm
市街地のショッピングや忙しく視線を動かすビジネスシーンで、広く快適な視界が得られます。
ノゾミ( 両眼バランス 型)
上質な見やすさを生み出すインディビジュアル・デザイン。レンズ両面の設計を最適化し、視野が広く、ユレやユガミを大幅に軽減した両面複合累進設計。眼とレンズの距離や角度、フレームの形状まで考慮して、お一人おひとりに合わせた「快適な視界」を実現するメガネレンズです。
パーソナルフィット設計(ツムギパーソナル 型)に加えた両眼バランス設計レンズです。
左右の度数差が考慮されていない従来設計レンズの場合、両眼視した際、見づらさを感じることがあります。
左右の度数差を補正して設計を最適化することで
クリアな視界が得られます。
両眼バランス設計により、「見やすさ」を最適化いたします。
ノゾミ ルーム
お料理やテレビ鑑賞、パソコンや会議など室内で過ごす時間が多い方におススメのレンズ。
累進帯長:18mm 20mm 23。5mm
デスクワークや家事で便利に、オフィスや家など室内で快適な視界が得られます。
RZ室内用標準タイプ:
室内でのご利用はもちろん、お手元をワイドに、ラクにご覧いただけるタイプです。 パソコンをご利用になる方、長時間デスクワークをされる方、室内で過ごす時間が長い方にオススメです。
MZ奥行きワイド タイプ:
RZタイプと比べて、奥行が広がり、リビングルーム、会議室などの室内空間を快適に見渡せるタイプです。室内空間の見え方を重視される方にオススメです。
ノゾミ シティ
度数変化が緩やかなので、はじめて遠近両用を使用する方におススメのレンズタイプ。
累進帯長:18mm 20mm
ショッピングや忙しく視線を動かすビジネスシーンで、広く快適な視界が得られます。
中近両用メガネがお奨めの方はデスクワークや家事、屋内での作業が多い方でしょう。例えば、仕事で資料やパソコンを見る時間が長い方や、会議室でホワイトボードやプロジェクターの映像を見る機会が多い方などは、仕事の能率が向上する可能性があります。また、主婦の方であれば家事全般において役立つほか、テレビを見たりガーデニングをしたりといった手元の作業以外でも限られた範囲であれば視界がクリアになりやすいでしょう。
また、プライベートでの友人との食事や会合などでも手元の飲食物と相手の顔をしっかりとらえることが可能で、視界のボヤケによって楽しい気分を阻害されることもありません。但し、このような中近両用メガネは、あまり遠くを眺める機会がなく、手元と数メートル先の距離を見る機会が多い方におすすめできるメガネです。
手元だけが見えやすい老眼鏡の場合、手元はよく見えるものの、ふと顔を上げた途端に視界がボヤケてしまうといった不便があり、中近両用メガネはこのような不便を解消するために、うってつけのメガネといえるのです。一方、車の運転や旅行、ショッピングといった遠くを眺める機会が多いシーンでは、遠近両用メガネの方がおすすめです。より快適な視生活を送るには用途やシーンに応じて、上手に使い分けていくことが重要です。
全視界メガネ
遠近両用メガネは一般的にレンズの上部分が遠距離、真ん中付近が中距離、下部分が近距離に対応しています。メガネフレームの限られた上下の幅にそれぞれの距離に合った度数が入っている多焦点レンズで、老眼鏡や遠用眼鏡といった単焦点のレンズと違って、慣れにくい方もいらっしゃいます。
境目のない遠近両用メガネのデメリットとして、①視野の揺れや歪みが気になることと、②手元の視野が狭くなる等といったことが大半です。この問題を最小限に解消した遠近両用全視界メガネです。
washin独自開発の6ミリ上がるマグネットパッドを掲載した、新発想の遠近両用メガネです。
お鼻に当たるパッドを簡単操作で上下に切り替えられるようにしたことで、手元の視野が広くなることを実感いただけます。
全視界メガネとは
現在ご使用の遠近両用メガネを手で少し持ち上げると、小さな文字が読みやすくなると思いますが、この特性を、簡単操作で切り替えられるようにしたのが全視界メガネです。
例えば、
画面の小さなスマートフォンの文字も・・・
小さな画面だとすごく見づらく不自由を感じることはありませんか?確かに拡大もできますが、場合によっては手間を感じることもあるのではないでしょうか。全視界メガネなら入力操作もさくさく!ご家族やお友達とのコミュニケーションもスムーズです。
パソコンの画面が、楽に見やすい・・・
パソコンどきの不自然な下目使いを減らし首や肩にかかる負担を軽減します。全視界メガネなら6ミリ上がるので、デスクワークどきの下目使いの煩わしさが軽減されます。上下動効果で、中近メガネをご使用に近い快適な見え方を確保できます。(遠くの視野も確保できる為、全ての生活シーンでバランスの良い見え方を確保できます。)
お料理だってラクラク・・・
手元をみて、タブレットでレシピを確認、ダイニングにお料理を運ばなければ、キッチンから食卓とお料理は近くから遠くまで視線を動かすことが多いものです。このような動きにも快適に対応できる全視界メガネです。
本や新聞の文字、楽譜などがクッキリ・・・日々の大切な情報源である新聞、さまざまな大きさの文字を広い視界でくっきり見ることができるので電車の中でも抜群に見やすくなります。趣味にもお仕事にも、とても快適に見ることができます。
全視界メガネは何が一般遠近両用メガネと違う
一般の「遠近両用メガネを少し手でもち上げる」と、遠近両用レンズ下部にある、近くを見る度数部分が眼に近づきます。 washin が辿り着いたのは、上下6mmという可動幅。全視界メガネは、この上下操作をより簡単に、快適に行えるよう、長年に渡り改善を積み重ねてきました。
6ミリのヒミツ
取り扱い店舗
メガネのアマガンセンター店は、西は神戸市/芦屋市/西宮市と東は大阪市、北は伊丹市/川西市/宝塚市/三田市の間に位置する尼崎市で、1956年に眼鏡専門店として開業いたしました。当店では、中近両用メガネを快適にかけていただくメガネコーナーを設置いたしております。
メガネのアマガンセンター店のこだわりコーナー
・深視力コーナー
・スポーツメガネコーナー
・度付きスポーツサングラスコーナー
・強度近視メガネメガネコーナー
・跳ね上げ式メガネコーナー
・大きいメガネメガネコーナー
・色弱メガネコーナー
・丸メガネコーナー
・メガネ/サングラスこだわり修理コーナー
・ロービジョンコーナー
[最終更新日] 2024年11月14日 /[公開日] 2022年01月15日
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