スポーツは「眼」で見る力が重要
競技力=技術力+筋力+心の力+眼の力といった公式が、アメリカや日本の研究者により、次々に証明されています。
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すばらしいプレーはスポーツビジョンに支えられている
最近、筋力トレーニングが盛んです。各種スポーツのトップ・アスリートはもちろんのこと、高校生や中学生までもが、ダンベルやマシーンで、筋力強化にはげんでいます。この現象は、プレーの能力=競技力は、技術力だけでなく、筋力によっても左右されるという考え方が、着実に広まってかいた証拠です。
そして、筋力の次に注目されたのが、メンタル・トレーニングです。競技力を支えているのは、技術力と筋力だけでなく、心理、精神力も大きく影響しているという考え方です。なるほどもっともな理屈です。
筋力トレーニングにしろメンタル・トレーニングにしろ、いずれも欧米ではかなり以前から研究されていたことで、日本はその後追いをしている状態です。国際試合でなかなか思うような成績を残せない日本スポーツ界は、成績不振の原因の1つとして、トレーニング方法のちがいがあることに気がついたのです。
ところがごく最近、向学心旺盛な日本のスポーツ界にとって、もう1つ学ばなければならないトレーニングがふえました。スポーツビジョン・トレーニングは、筋力、メンタルにつぐ、第3のトレーニング・メソッド(方法)として注目されています。その中の1つが眼と手・足の協調性です。
1枚のカードにナイフを貫いた若者
目次
アメリカの映画で、こんなシーンがありました。旅に出た高校生ぐらいの少年がお金に困り、見知らぬ町の酒場に入って、見るからに強そうな荒くれ男たちに向かって、大声でこういいました。「誰かオレと賭けをしないか。」男たちは生意気なガキだと胸ぐらをつかんでつめより、ケガしないうちにとっとと出て行けと追い払おうとします。しかし少年はひるむことなく続けます。
「54枚のカードの中から、好きなカードを選べ。それをまぜたカードをよく切って、ほうり投げろ。オレは、選んだカードに空中でナイフを突き刺す」。酒場中が大笑いをしました。けれど少年は真剣です。その真剣さに負けて、酒場の何十人もの客が賭けに参加することになりました。もちろん少年に賭ける物は誰一人としていません。
荒くれ男の一人がカードを選び、54枚のカードを空中にほうり投げました。カードは飛び散り、ヒラヒラと落下していきました。ナイフを左手に持った少年の眼が、チカチカチカと動き、選ばれたカードを探します。少年の左手が動き、ナイフがキラリと光って飛び、見事1枚のカードを貫いて壁に突き刺さりました。それまで騒然としていた酒場が水をうったように静まり返り、少年は賭けに勝ちました。
こんな話など現実にはあり得ないことかもしれません。しかし、眼から入力した情報により、すばやく手で正確に反応する能力を高めていけば、常識ではあり得ないことも、実現する可能性があります。神業!ミラクル!アンビリーバブル!などと驚嘆に値するスポーツのプレーは、神の仕業ではなく、奇跡ではなく、信じられないことでもないのです。眼と手・足の協調能力を高めに先にある人間の仕業であると考えたほうがよいでしょう。
視覚情報の入力の速さがすばやい反応のカギ
ものを見て動作を始めるまでの眼と脳と手・足のメカニズムは簡単に説明すると次の通りです。(左イラスト参照)
眼で得た情報を脳に送り、脳でその情報の内容を調べ、今までの知識をもとにある判断を下し、その判断を実現させるために必要な動作の司令を手足に出します。
脳がコンピューターだとすれば、眼は入力回路で、手足は出力回路となるわけです。
たとえば、サッカーのゴールキーパーの動きを例にとると、キッカーの立ち足のつま先が、自分の右の方向に向いていることを発見したとき、キーパーはこれまでの経験と知識から、ボールが右にくることを予測し、右足に重心をかけ、右へのセーピングを開始します。
このとき、眼からの入力情報は「立ち足のつま先の方向」、脳の中の知識は「立ち足のつま先の方向で、ある程度キックの方向が予測できる」、脳の下した司令、つまり出力情報は「右へのセーピング」となるわけです。
では、ここで問題です。2人のキーパーがいて、上の例と同じ状況にのぞみました。次の条件は2人とも同じです。・体格 ・経験と知識 ・セーピング能力 ・眼から脳への情報伝達時間 ・脳内で判断に要する時間 ・動作の種類を手足に伝える時間 ・セーピング動作のスピードと質
そして、予測通りキッカーはキーパーの右にキックしました。このとき、1人がセーピングに成功し、もう1人が失敗したとしたら、何の差によると考えられるでしょうか。
答えは眼です。0.1秒でも早く、「立ち足が右を向いている」という視覚情報をキャッチすることにより、セーピング率は、かぎりなく高くなるのです。
眼と手・足の協調性に必要な見る力
周辺視力が、眼と手・足の協調性には欠かせません。周辺視力については、別ページで詳しく説明しますが、眼の端っこでものの動きをキャッチする能力です。
モグラタタキをやったことのある人ならわかると思いますが、ある1点にこらしてしまうと、次々に現れるモグラを眼でキャッチするのが遅れます。モグラの穴全体をボヤッと見ていたほうが、早く発見できます。
周辺視力を最大限に発揮するコツが、ここにあります。人の眼は、ある1点に眼をこらしてしまうと、たとえ眼には他の物が映っていても、動作を起こすための入力情報にはなりにくいのです。
ボヤッと見ることをソフト・フォーカシングといいます。眼をこらすのは、ハード・ フォーカシング です。 ソフト・フォーカシング で目標をいちはやく発見し、 ハード・ フォーカシング でしっかり確認し、手・足に動作司令を出す。これが手・足の協調性の能力を十分に生かすヒケツです。
こんなスポーツこんな場面で威力発揮
スポーツと名のつくもので、眼と手・足の協調性を必要としないものはないといっても言いすぎではありません。ボール・スポーツはもちろんのこと、格闘技、アーチェリー、陸上競技、カーレース、スキー、サーフィン、体操など、手・足を使うすべての競技に欠かせない能力です。
水泳やランニングでは、ほとんどこの能力が必要とされない、という見方もありますが、水泳ではターンの際のタイミングどりにこの能力が必要です。ランニングでは障害物をさけたり、他のランナーとの接触を防ぐために、この能力が活用されます。各スポーツで、眼と手・足の協調性が必要とされる場面は、次の通りです。
各スポーツで 眼と手・足の協調性 が必要な場面
野球 眼と手・足の協調性 が必要な場面
バッティング/守備/盗塁/スライディング/牽制球
バスケットボール 眼と手・足の協調性 が必要な場面
ディフェンスをはずしてのシュート、パス動作/ドリブル・チェンジ/フェィント/コース・チェック/シュート・チェック/インターセプト
サッカー 眼と手・足の協調性 が必要な場面
ディフェンスをはずしてのシュート、パス動作/ フェイントをまじえたドリブル/タックル/コース・チェック
バレーボール 眼と手・足の協調性 が必要な場面
アタック/ブロック/レシーブ/トス・アップ
テニス 眼と手・足の協調性 が必要な場面
ストローク/ボレー/フットワーク
ボクシング 眼と手・足の協調性 が必要な場面
パンチ/防御/ステップ/正確なラッシュ
ゴルフ 眼と手・足の協調性 が必要な場面
スイング
カーレース 眼と手・足の協調性 が必要な場面
ハンドル操作/ブレーキング/シフト・チェンジ
スキー 眼と手・足の協調性 が必要な場面
ストックワーク/エッジング
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[最終更新日] 2023年07月16日 /[公開日] 2021年07月29日
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