近視の方の複式跳ね上げメガネ
跳ね上げ眼鏡枠をご希望される大半の方は、現在使用の眼鏡を外すと手元の文字が見やすくなったり、作業が捗ったり、今まで遠近両用メガネを使用していたが慣れなかったり等で跳ね上げ式眼鏡枠をご希望される方です。このような方の場合は、殆どが近視の度数凹4.00D前後で単式のフレームで製作されます。
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が、しかし、近視の方も凹4.00D前後の度数の方ばかりでなく、それ以上の方も加齢と共に老眼になり普段の眼鏡では近くが見えません。かと言って、眼鏡を外すと焦点が近すぎて姿勢が悪くなったり、パソコンの画面の文字が見づらかったり、作業がしにくくなったり等でお困りの方もいらっしゃいます。このような方にお薦めの複式タイプの跳ね上げメガネフレームです。
製作事例 その一例
目次
1)石川県金沢市より令和4年4月16日にご来店いただきました。(N・E様)
2)ご来店動機に遠近両用メガネ、近々メガネ、読書用メガネ等をご使用してきたが思った視生活が出来ずにご自身で複式の跳ね上げメガネがあればと思いつかれたようです。近隣の眼鏡店に何軒か行かれご相談されたのですが、ご自身の思っておられるフレームが殆どなくご来店されました。
3)ご年齢:52歳 性別:男性 ご職業:税理士
4)測定における完全矯正値:最も遠くが見える度数
RV=0.02(1.0×S凹5.00 C凹1.00 AX5)
LV=0.02(1.0×S凹4.75 C凹1.00 AX65)
瞳孔距離=63mm
Sとは・・・SPH=Spherical Lens(球面レンズ)の略です。 「S」と略して表記されることもあります。
近視または遠視のレンズ度数の強さを表し単位はD(ディオプトリー)で、+(凸)または-(凹)の符号がつきます。+(凸)の符号は遠視の度数、-(凹)の符号は近視の度数を表します。一般的に近視では、-0.25D~-3.00D未満が「弱度近視」、-3.00D~-6.00D未満が「中等度近視」、-6.00D以上が「強度近視」と言われ、遠視の場合は逆の+0.25D~+3.00D未満が「弱度遠視」、+3.00D~+5.00D未満が「中等度遠視」、+5.00D~10.00未満が「強度遠視」、+10.00以上が最強度遠視と言われています。
Cとは・・・CYL=Cylindrical Lens(円柱レンズ)の略です。「C」と略して表記されることもあります。
乱視のレンズ度数の強さを表します。数字単位などの考え方はSPHと同じですが、多くの眼科医院では-符号を使用して乱視の度数を表現します。(+符号を使用する場合もあります。) 乱視の場合「近視と乱視」や「遠視と乱視」など複合的なる場合が多いです。
AXとは・・・AXISは「方向性」を記しており他の項目と違い「度数の強さ」ではありません。
乱視度数をどの方向に設定するかを意味します。角度と同じ「°(度)」で表現され1~180の数字で表現されます。
ADDとは・・・addition(追加)の頭3文字からとったものです。
遠くの度数と近くの度数の差を読んだものが「加入度数」です。 加入度数は「Add」と略されて表記される場合もあります。
5)現在ご使用眼鏡:遠近両用メガネ、近々メガネ
RV=S凹4.25 C凹1.25 AX5) ADD+1.50
LV=S凹4.00 C凹0.50 AX70) ADD+1.50
瞳孔距離=62.5mm
今回の製作
① 跳ね上がった状態の内側の枠に・・・中近レンズを加工
内側枠に中近レンズで製作
RV=S凹4.00 C凹1.00 AX5) ADD+1.50
LV=S凹3.75 C凹1.00 AX65) ADD+1.50
② 跳ね上げがったフロント枠に・・・単焦点レンズを加工
外側枠(跳ね上がる枠)に単焦点レンズで製作
RV=S凹1.00
LV=S凹1.00
①の状態で事務所内の見る環境をカバーすることができ、②の状態で車の運転や通勤などに不自由なく行動ができるようになります。
跳ね上げ式メガネフレーム 複式
二重メガネの複式跳ね上げメガネフレームの一例
UOC:20
サイズ:52/54/56
カラー展開:C-1 ゴールド/C-3 グレー/C-4 シルバー
HS:DC-3468
サイズ:55
カラー展開:C-1シャーリングシルバーグレー/C-2シャーリングブラウン/Cー3シャーリンググレ
UOC:丹羽雅彦 NM-134
サイズ:47
カラー展開:C-5 AT-GOLD|DM 転写/C-7 AT-SILVER|GR 転写/C-8 GOLD|DM 転写
NG:CAST5614
サイズ:52/54/56
その他のカラー:C-2ブラウン/ C-3グレー/C-4シルバー
NG:CAST-LY3223
サイズ:48
その他のカラー:C-2 アンティークゴールド/ C-3ヘアライングレー/C-4 ヘアラインシルバー
取り扱い店舗
メガネのアマガンセンター店は、西は神戸市/芦屋市/西宮市と東は大阪市、北は伊丹市/川西市/宝塚市/三田市の間に位置する尼崎市で、1956年に眼鏡専門店として開業いたしました。当店では、とても便利な複式跳ね上げメガネフレームコーナーを設置いたしております。
メガネのアマガンセンター店のこだわりコーナー
・深視力コーナー
・スポーツメガネコーナー
・度付きスポーツサングラスコーナー
・強度近視メガネメガネコーナー
・跳ね上げ式メガネコーナー
・大きいメガネメガネコーナー
・色弱メガネコーナー
・丸メガネコーナー
・メガネ/サングラスこだわり修理コーナー
・ロービジョンコーナー
[最終更新日] 2023年07月17日 /[公開日] 2022年05月04日
カテゴリー:メガネ一覧,跳ね上げメガネ