眼が小さくなりにくい強度近視メガネフレーム、レンズ
強度近視の方がメガネを製作するときに一番気になる事が、レンズの厚みではないでしょうか?また、同時に他の人からメガネ越しに見られたときに眼が小さくなることが心配の方が多いのではないでしょうか。このような問題を少しでも解消いただくオススメの眼鏡フレーム、レンズです。
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強度近視メガネを製作するときに気になること
目次
- レンズの厚みが分厚い。
- レンズのウズが気になる。
- 目が小さく見える。
- 顔の輪郭線の入り込みが気になる
- メガネが重い。等々・・・・・・
レンズ選びとフレーム選びを合わせることで気になることを解決
気になることを解決するには、レンズを薄くする素材を使用すれば良いと思われます。ただし、ここで知って頂きたいことが、フレームの大きさも考慮しなければなりません。
上記の問題を解決した強度近視メガネフレーム ・・・こちらへ
「レンズの厚みが分厚い」「 レンズのウズが気になる」を解決するためには・・・
今、世の中にはいろんな形のメガネフレームがあります。最近は大きなフレームも流行りですが、実はレンズサイズが小さいフレームの方がレンズの厚みが薄くなる場合があります。
同じ度数で、同じレンズ素材で、①スクエアタイプと②オーバルタイプ(楕円形)タイプのフレーム形状で製作した場合に薄いレンズの厚みは変わってきます。
左を①のフレーム、右を②のフレームとします。
下紀のように、同じ素材の1.76レンズ(超薄型レンズ)で①スクエアタイプ と ②オーバルタイプ のフレームに入れた場合の比較です。
その他に、個人差(乱視軸の方向、瞳孔距離)によっても同じレンズで、同じフレームに入れた場合にも、レンズの厚みが変わってきます。
「レンズの厚みが分厚い」「 レンズのウズが気になる」を解決するためには ・・・結論
選ばれたレンズで、出来る限り小さいフレームを選ぶことです。
ただし、小さければ良いということで子供用の眼鏡枠を選ぶと、横幅が狭い事や瞳孔の位置が眼鏡枠の外側に位置することで、見た目がアンバランスになってしまいます。
さて、ここで小さいメガネを選ぶことで眼鏡店に足を運んだ場合、確かに最近は小さいデザインのフレームが多数並んでいると思います。
その一例
このように、小さくなったメガネフレームが並んでいるのですが、強度近視の方が流行の小さいデザインのフレームで、製作されたとしても厚みが気になる方が多数いらっしゃいます。それは、一般に主流の小さいフレームは強度近視の方だけを対象に設計、製造されたフレームではないからです。例えば、 BALANCER(バランサー) BA-216 の場合において、標準の大人の顔幅135mmでレンズサイズ50で強度近視の方が製作されたメガネの厚み、ウズが気になるということは、顔幅サイズを変えずにレンズサイズをさらに小さくすればいいのですが、この場合顔幅サイズも小さくなってしまいます。
そこで、強度近視の方のために設計されたフレームは、ブリッジ幅(レンズとレンズを繋いでる部分)を広くとる設計です。このことによりレンズのサイズをさらに小さくする(子供用サイズ)ことで、強度近視メガネのレンズの厚みとウズを最小限に製作することが出来ることに成功しました。また、子供用サイズのレンズ面によって視野が狭くなるのではと思われる方もいらっしゃると思いますが、ブリッジ幅を広げることで殆ど心配なく見ることが出来ます。
「目が小さく見える」「顔の輪郭線の入り込みが気になる」を解決するためには・・・
レンズ素材選び、レンズ設計選び、頂間距離(目とレンズ後面の距離)等によって問題を最小限に解決いたします。
まず、眼鏡レンズの特性についてですが、レンズは「プリズムの集合体」です。プリズムについては小学校の理科で習ったと思います。ここでは、簡単にご説明いたしますが、プリズムとは図1のように三角形の形しており、尖った方を稜(リョウ)、反対方向の底辺を基底(キテイ)と言います。
近視レンズ(凹レンズ)はレンズの中心が一番薄く、端に向かうにつれて厚くなっていきます。つまり、レンズの中心に稜が向かっていく形状(図2)になっています。
近視レンズの凹レンズはプリズムの特性として、これを通して物を見るとき「像は稜の方向に引っ張られる」というクセがあります。つまり、近視レンズで物を見たときは像の全体が中心に向かって引っ張られることで、 顔の輪郭線の入り込んで (収縮)見えるとともに、人から見られたとき、通常よりも目が小さく見える事となります。
逆に、遠視レンズや老眼鏡の凸レンズは、中心が厚く端に向かって薄くなるため、近視レンズとは全く逆の状態です。という事は、 近視レンズの凹レンズ を当てはめると 遠視レンズや老眼鏡を通して見た像は外側に引っ張られることで(拡大)、眼が通常より大きく見えるという事になるのです。
レンズ素材選び
眼鏡レンズには素材でわけると「プラスチックレンズ」と「ガラスレンズ」があります。それぞれを比較した場合、レンズ厚みだけを考えると、ガラス素材の1.90非球面(内面)が一番薄く、重さを考えると一番重くなります。
ガラスの素材(屈折率表示):
屈折率1.53/ 屈折率1.60/1.70/1.80/1.90
プラスチックの素材:
屈折率1.50/ 屈折率1.55/1.56/1.60/1.67/1.70/1.74/1.76
屈折率 が高くなればレンズの厚みは薄くなります。
レンズ設計選び
レンズの設計を大別すると「球面レンズ」と「非球面レンズ」というものがあります。球面レンズはレンズ自体が高カーブを描いており、中央部分と周辺部で見え方に違いが生じます。 非球面レンズは高カーブをフラット(低カーブ)に近づけることで、周辺部の歪みを少なくよりクリアで快適な視界を実現した設計になります。その非球面レンズのメリットとしては、以下のようなものがあります。視野の周辺部のゆがみを低減することと、レンズそのものの厚みを薄くできることです。
非球面レンズは同じ度数なら球面レンズより薄くなり、また度数が強い場合に起こる顔の輪郭のズレを抑える(小さくする)などのメリットがあり、現在では非常に広く浸透しています。
この非球面レンズには、内面非球面、外面非球面、両面非球面とあります。つまり、プラスチックレンズの中では、1.76素材で両面非球面が一番薄くなります。
頂間距離
鼻の高さやフレームの種類等によりフレーム頂点間距離は一人ひとり異なります。
眼鏡レンズの後面から角膜頂点までの距離を頂点間距離と呼び、通常は12mmが基本の設定です。
強度近視メガネをかけた人を他人が見た場合、 頂間距離を短く調整することで、眼が小さくなるのが少なくなり、正面から見た顔の輪郭線の入り込みも少なくなります。ただし、遠近両用メガネを使う場合には、頂間距離 が短すぎると、視線を下におろして近くを見る場合に、やや見えづらくなることがあります。
牛乳瓶の底
強度の近視のお客様は、本当にたくさんのお悩みをお持ちの事と思います。これらを少しでも解消いただければ幸いです。
上記写真の、屈折率1.60と屈折率1.70の耳側を見てみてください。 屈折率1.60 の耳側が少し白くなって見えると思います。これが俗にいう「牛乳瓶の底」みたいになる現象です。これと比べ、 屈折率1.70 の写真はかなりすっきりしていることがお分かり頂けると思います。
取り扱い店舗
メガネのアマガンセンター店は、西は神戸市/芦屋市/西宮市と東は大阪市、北は伊丹市/川西市/宝塚市/三田市の間に位置する尼崎市で、1956年に眼鏡専門店として開業いたしました。当店では、強度近視メガネを製作されるときの問題を解決するご提案を行っています。
メガネのアマガンセンター店のこだわりコーナー
・深視力コーナー
・スポーツメガネコーナー
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[最終更新日] 2023年07月18日 /[公開日] 2021年11月27日
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