楽器演奏時や僧侶の方にも適したピアノメガネ
ピアノやギター、バイオリン等から琴、筝、和琴やご詠歌まで、40歳を過ぎたころから、今まで眼鏡には縁がなかった方も「ボチボチ手元の細かい作業や文字」が見づらくなってこられます。場合によっては、楽譜が見づらいと思われている方もいらっしゃると思われます。また、僧侶の方は経本が見難くなると思われます。
その原因は、楽譜を見る距離にあります。もし老眼鏡でトランペットを座って吹かれる様子を考えた時に、新聞や雑誌を読むときの老眼鏡は凡そ30cmの距離に焦点を合わしているために、楽譜の距離は凡そ40cmから80cmになり焦点が合わずボヤけてしまいます。
楽器には鍵盤楽器、弦楽器、管楽器、打楽器などがありますが、ここでは、 鍵盤楽器 のうちピアノ、 弦楽器 でギター、バイオリンについて考えてみます。
楽譜の距離は、男女や個人差によって違ってきます。
また、ピアノの時の譜面を考えると40cmから50cm、 ギターの時の楽器スタンドを使用する場合は60cm~80cmと言われています。楽器演奏ではピアノの時には譜面を見ますし、ギターを弾くときには楽譜スタンド(譜面台)を使用して譜面を見ます。ピアノの場合は譜面との距離が40~50cm、楽器スタンドを使用する場合は60cm~80cmと言われています。その楽器によっても見る譜面との距離は異なりますが、近くといっても一般的な読書などの距離と言われる30cmの距離ではなく、もう少し離れた距離が楽器演奏では最も重要な位置になります。通常の老眼鏡だけの場合では見える距離が限定されてしまいますので、楽器演奏の場合は譜面、そして手元をしっかり見せる必要がありと思います。
ピアノ演奏の場合その一例
目次
ピアノの場合は男女差や個人差によって違ってきますが楽譜までの距離は40cmから70cmで、多くのピアノでは譜面台を数cm移動できるようになっているので調整が可能である。通常は楽譜の上段は眼の高さにあり漸次下方視をして楽譜を読んでいく。初心者では頻繁に鍵盤を見ることがあるが、眼から鍵盤までの距離も 40cmから70cm であり、ほぼ楽譜までの距離と同じである。しかし、楽譜ほど明瞭に見えなくても差し支えない。ピアノ独奏の場合は以上の距離が見える眼鏡(中近レンズや近々レンズ)で十分であるが、独唱者の伴奏の場合やピアノ交響曲での指揮者やその他の演奏者との関係の場合、さらには聴衆との関係を知るには遠近両用眼鏡が有用である。この場合は読書用と違って、遠中重視の累進屈折力レンズが良い。その理由として、遠近両用レンズの場合遠用部の度数と、近用部の度数の差が大きくなり歪みが多くなるためです。
ご家庭での練習などであれば、手元70cm以内で視線を左右に振ることは少なく思われ、楽譜の距離も50cm~70cmであるため、読書用(老眼鏡)の単焦点レンズを弱く設定した度数で製作することが望ましい。
バイオリン演奏の場合その一例
バイオリン奏者の場合には譜面は普通A4判見開きで横45cm、縦30cmぐらいで奏者が自身で楽譜をめくる。奏者から譜面までの距離は、譜面の上端で約80cm、譜面台が傾斜しているので下端は約70cmほどになっている。指揮者、周囲の演奏者、聴衆などをみるのに、遠近両用レンズが好まれる。 累進屈折力レンズでは遠中重視のレンズが良い。 ソロ演奏のの場合は、 中近レンズや近々レンズ がお勧めです。
楽器演奏に適したレンズ設計選びが大切
ピアノ演奏 、 バイオリン演奏、その他の楽器演奏の状況を考慮して、ご自身に合ったさまざまな種類のあるレンズ設計の中から選ぶことが大切です。
近近レンズ
概ね30cm~70、80cm位の距離がスッキリと見える近々レンズがオススメです。 ピアノやギター、楽器演奏どきにお勧めです。またそれ以外にも、パソコン作業やデスクワーク等にも最適です。
ソロ演奏においては、老眼鏡ですと30cmの距離に焦点があっているので、それ以外の距離ではボヤケて見える問題や、遠近両用レンズは真っ直ぐ見た時に遠方が一番見やすい位置に合わせるので、中間部や近用部の視野が狭く、レンズ周辺の歪みも強くなり、使いにくいと思っておられる方に、ピアノやギター、楽器演奏どきに概ね30cm~70、80cm位の距離がスッキリと見える近々レンズがオススメです。
上記、近々レンズ設計は、概ね各自に必要な焦点距離に合ったタイプのレンズ選びが必要です。
中近レンズ
2人で演奏するデュエット、3人で演奏するトリオ、4人で演奏するカルテット、5人で演奏するクインテットなどといったように、演奏状況や演奏場所等によおては、 中近レンズ がお勧めです。概ね30cm~4,5m位の距離が見えれば良いと思われます。(楽器演奏以外でも使用は可能)
老眼鏡ですと30cmの距離に焦点があっているので、それ以外の距離ではボヤケて見える問題や、遠近両用レンズは真っ直ぐ見た時に遠方が一番見やすい位置に合わせるので、中間部や近用部の視野が狭く、レンズ周辺の歪みも強くなり、使いにくいと思っておられる方に最適な中近両用レンズです。この中近レンズであれば、楽器演奏の状況に合わせて選ぶ選択肢の1つです。
ライブハウス(比較的小型な聴衆場所)位までの室内の広さに最適と思われます。
遠中レンズ
遠近両用メガネレンズと室内用メガネレンズのメリットを両立したメガネ。それが中間距離重視の遠近両用レンズです。
遠近両用レンズは、遠くを見る部分は広く設定されていますが、中間距離から手元にかけて視野は狭くなります。遠くがしっかり見える、でもデスクワークには少し窮屈というレンズです。
室内用レンズのは、中間距離から手元にかけては広く設定されていますが、遠くを見る部分は幅狭く見づらさを感じます。つまり手元と中間距離が広く、室内空間は見やすいが遠くがぼやけるレンズです。
そんな2つのレンズのメリットを両立したのがここでご紹介する新感覚の遠近両用レンズです。
現在ご使用の遠近両用メガネを楽器演奏どきにバッチリ変身
MPパッドを取り付ける。 (全視界メガネ )
お鼻に当たるパッドを簡単操作で上下に切り替えられるようにしたことで、手元の視野が広くなることを実感いただけます。
現在、遠近両用メガネを装用して 楽器演奏 されている方であれば、使用の遠近両用メガネを手で少し持ち上げると、小さな文字が読みやすくなると思いますが、この特性を、簡単操作で切り替えられるようにしたのが全視界メガネです。
僧侶の方について
僧侶の場合は経本を見るのに不便を感じるようになると思われる。
眼から経本までの距離は40~50cmであり、経本の字は比較的大きな字で書いてある。お経の後、お説教をすることもあり、参会者の表情も見る必要があるので遠方も見ることが多い。そこで遠中重視型の累進屈折力レンズが有用である。しかし、照明が暗いこともあり、眼鏡作製には照明も考慮する必要がある。
僧侶は一般にお経は座位で行うが、神父や牧師の礼拝は教会のお言葉の祭壇を使って立位で行うことが多い。通常、お言葉の祭壇の高さは120~130cmである。
神父や牧師の身長にもよるが、眼から祭壇に置かれている聖書までの距離は40~50cmである。また、会衆の顔も見える必要があり、やはり遠中重視型の累進屈折力レンズがよい。聖書の文字は小さいので、身長の低い神父や牧師では踏み台を置くか近用度数をやや強めにする配慮も必要である。近用部が広い跳躍のないエクゼクティブ型の二重焦点レンズを使うと便利な場合もある。通常、御言葉の祭壇には照明がついていることが多いので、照明に対する心配は少ない。
エクゼクティブ型の二重焦点レンズ
遠くと近くが見えるシニアの方の境目のある遠近両用レンズ
一枚のレンズで遠方、近方を見ることができる薄型ニ重焦点レンズです。
レンズのタイプ:Bー25/Bー28
見た目は Bー25 の方がスマートです。 Bー28 はB-28はB-25に比べて近くが広く見えます。に比べて近くが広く見えます。
境目がない遠近両用メガネレンズに比べて、ユレ、ユガミがなく視線を移動することにより、遠方と近方をスッキリ見せます。
取り扱い店舗
メガネのアマガンセンター店は、西は神戸市/芦屋市/西宮市と東は大阪市、北は伊丹市/川西市/宝塚市/三田市の間に位置する尼崎市で、1956年に眼鏡専門店として開業いたしました。当店では、 楽器演奏 をするときの快適なメガネのご提案を行っています。
メガネのアマガンセンター店のこだわりコーナー
・深視力コーナー
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[最終更新日] 2022年04月05日 /[公開日] 2021年12月16日
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