近視、老眼、遠近両用のレンズを跳ね上げ式眼鏡枠に
跳ね上げメガネフレームは随分昔からあり、サーモントタイプといって、眉のところに黒や茶色のプラスティックが付いている、如何にもオッサン臭い眼鏡枠で、レンズ部分の前枠が跳ね上がる形式のメガネフレームでしたが、近年はメタル系のスマートで格好の良い、跳ね上げ式のメガネフレームが色々と発売されています。
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最近では、40歳の方々で中等度の近視の人が現在の眼鏡を掛けていて、新聞の文字、パソコン作業などの手元作業をするときに、眼鏡をかけたままでは、「見づらい」「目が疲れる」「肩が凝る」等の自覚症状が出始めて遠近両用メガネを製作したが、「使いづらい」「眼鏡を外した方が近くが良く見える」等で、思い浮かべられるのが跳ね上げ式眼鏡フレームのようです。
跳ね上げメガネフレームの種類や便利な使用法
目次
種類
跳ね上げ式メガネフレームには機構的に単式と複式があります。
単式フレーム
単式:跳ね上げる部分(フロント)にレンズをセット、跳ね上がった後ろ側にはレンズは無く裸眼になります。(レンズは1組)
複式フレーム
複式:跳ね上げる部分(フロント)にレンズがはいり、跳ね上がった後ろ側にもレンズ レンズがセットされます。(レンズは2組)
単式フレームはフロント部(前側)の跳ね上げ部分に1組、レンズが入るだけですから複式タイプと比べればあまり重くならず、装用感がよいのが特徴です。ただし、一般の眼鏡に比べると少し重たくなります。
便利な使用法
1.近視(中等度までの方に最適)で、眼鏡を装用したまま近くを見ると見にくい(老眼の)方に、フロント部(跳ね上げる部分)に遠くが見えるための近視や乱視を補正したレンズを入れ、近くを見る時にはフロント部を跳ね上げてレンズ無しの状態で手元を見る。
2.遠くを見るときには何不自由なく(正視)見ておられる方で、近くを見るときには老眼鏡を掛ける人の中に、お仕事上取り外しが面倒と思われている方に、近く用の度数を跳ね上げ部分に入れ、近くを見る時は下した状態で新聞や資料等を見るようにすることで、遠くを見る時には掛けたまま跳ね上げて(度数のない状態で)遠くを見ると便利です。
3.製作される方は少ないかも知れませんが、跳ね上げ式サングラスとしても便利なアイテムになる方もいらっしゃると思います。例えば、ライブハウスハウスの演奏者、釣り人等・・・
1.2に関しては、遠近両用(累進)レンズに慣れにくい方や、視野が狭くて見難く感じる肩には、是非お試しになってみる価値はあると思います。フロントへ入れるレンズを遠近や中近・バイフォーカルなどにすることでまた違った便利さが生まれます。
跳ね上げ式メガネフレームの一例
価格はお手頃な跳ね上げメガネフレームから、素材や技術を駆使した構造のフレームによって、廉価なフレームから高価なフレームまで、さまざまな商品が勢ぞろいしています。何千何万回も上下にハネアゲるために、構造から製造工程の精度の差が価格の差になっています。
NG:CAST LY3219
サイズ:52□16ー142 仕様:フルリム 素材:チタン
NG:CAST LY3222
サイズ: サイズ:48□20ー143 仕様:フルリム 素材:チタン
NG:CAST LY3220
サイズ:54□18ー142 仕様:ナイロール 素材:チタン
NG:CAST LY3223
サイズ:48□20ー142 仕様:フルリム 素材:チタン
NG:CAST LY3221
サイズ:54□ー14 仕様:フルリム 素材:チタン
快適な跳ね上げメガネを製作するために・・・
跳ね上げ式眼鏡を考えておられる方に参考にして頂ければ幸いです。
長年にわったて、単式跳ね上げ式眼鏡フレームをご提案させて頂いて思うこと。(谷口薯)
40歳を超えられて近視の方(大凡凹5.00Dまで)が、単式のはね上げ眼鏡フレームのご利用を検討されるとき、単に、1回1回メガネを掛け外しされるのが、面倒だと考える方や、また、その中でも一度遠近両用眼鏡を試してみたがどうしても使いづらかった、慣れなかったと言われる方のお声をよく聞くことがあります。
そこで、跳ね上げ式眼鏡を主に販売した当初は、お客様の言われる近視の度数の眼鏡をお作りしてお渡ししていましたが、ここで、1つの問題点があることに気が付いたことが、中間の距離(約50cm~約2m度数設定によって違ってきます)すなわちパソコンや、日常の作業(60cm~1m)のところの度数が無くなってしまったということです。
例えば、車を運転していて、カーナビの距離が見えないことはないが、少し目を凝らさないといけないが、パソコンを見たときに、遠用度数では「見づらい」「疲れる」ので、ハネアゲて見たとき、パソコンの画面に目をかなり近づけないといけなかったりと、日常生活で一番よく使う距離が、欠けてしまっていることに気が付きました。
そこで、単式跳ね上げメガネを製作される場合のレンズの選定に、今までの経験上ご提案させていただいているのが、遠中レンズです。
遠近両用レンズにすると、遠方度数と近方度数の差が大きいから、「歪み」を強く感じる方が多いですが、この遠中にした場合、度数の変化が「緩い」ため、そこまでの「歪み」を感じにくくなり、遠方用メガネの少し手元をアシストする感覚で、遠方からパソコンぐらいでの距離に合わせて手元の文字を見たり書いたりするときは、眼鏡をハネアゲて使う方法をご提案いたします。
取り扱い店舗
メガネのアマガンセンター店は、西は神戸市/芦屋市/西宮市と東は大阪市、北は伊丹市/川西市/宝塚市/三田市の間に位置する尼崎市で、1956年に眼鏡専門店として開業いたしました。当店では、案外便利な跳ね上げメガネフレーム、サングラスコーナーを設置しております。
[最終更新日] 2023年07月17日 /[公開日] 2021年11月30日
カテゴリー:メガネ一覧,跳ね上げメガネ